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「越境する蝸牛」岩崎正裕氏記者会見&ブロガー会見

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コアな人に大人気、劇団・太陽族の新作公演が、7月7日(土)・8日(日)西鉄ホールで開催。今回は今までとは指向を変えて、西鉄ホール初の「ブロガー会見」も行われました。

演劇を主としてブログを書いている人たちから、忌憚のない意見が飛び交い、主宰の岩崎氏も「う〜ん、新鮮!」といつもよりフランクに、そしてなんだか楽しそう。「どうして、芝居のチケットは高いんですか?」「太陽族を知らない人に、薦めたいんだけど、何といって薦めたらいいですか?」「太陽族って劇団名はどうしてつけたんですか?」など、マスコミとは違って、ダイレクトな疑問をどんどんぶつけてきます。最後には、一緒に記念写真を撮ったりして、みなさんと仲良くなった様子。そんなブロガー達が太陽族を、岩崎正裕を、どんな風に感じたのか・・・。「劇団太陽族」「岩崎正裕」「越境する蝸牛」「ブロガー会見」「西鉄ホール」などのキーワードで探してみてください。

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ブロガーに質問攻めの岩崎氏

 

劇団太陽族の最新作は「越境する蝸牛」。前作の「だけど、ほらごらん」は、介護と指定管理の問題を題材に描いた物語でしたが、今回は20年後の日本が舞台となる。憲法改正、北朝鮮の独裁政権崩壊、思想統制など、乱れ始めた国策の中で、疑心暗鬼になっている世の中を、庶民の暮らしの中から描いていく。「今の時代、国民投票法案可決、教育基本法の改正など、僕らがもう少し若かった時には、まさかこんなことは起こらないだろうというようなことが、いとも簡単に行われている。そこに強い憤りを感じているんです。こんな感じで政治が進んでいくと、日本は一体どうなるんだろうと思って、未来の日本を書いてみようと思ったのが、今作を書き始めるきっかけだったんです。そして、勝っている人、負けている人というような、人の間に見えない国境があるような格差社会であるようにも感じているんです。」と岩崎氏は言う。カタツムリの様に自分の中に閉じこもって、他者との共有・共感が希薄になっている現代、お互いがほんの少し勇気を出して一歩足を踏み入れると、人の間にある境界を越えようとするとどうなるのか?現代社会にはダイレクトにメスを入れ、そして観る人には身近な出来事として問題提示するドラマを作り上げる。
そんな岩崎氏の言葉に、新作への期待は高まるばかり。

 

 

【西鉄ホール】
劇団太陽族「越境する蝸牛(かたつむり)」
■公演日/7月7日(土)19:00、8日(日)15:00
■作・演出/岩崎正裕
■出演/森本研典、奇異保(兵庫県立ピッコロ劇団)、南勝、岸部孝子、前田有香子、田矢雅美、佐々木淳子、韓寿恵、中西由宇佳、小窪潔絵、米田嶺、左比束舎箱
■料金/3,500円・当日券:3,800円
※日時指定・整理番号付自由席
※未就学児童の入場はお断りする場合があります。
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西鉄ホール

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