• HOME
  • CINEMA , INTERVIEW
  • 『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』中野裕太×谷内田彰久監督が舞台挨拶に登場!

『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』中野裕太×谷内田彰久監督が舞台挨拶に登場!

CINEMA

Facebookでの出会いを通じて国際結婚した日本人男性モギさんと台湾人女性リンチャンの実話を、俳優の中野裕太と台湾の女優ジェン・マンシューの主演で映画化したノンフィクション・ラブストーリー。
本作で主演を務めた中野裕太と谷内田彰久監督が舞台挨拶に登場。撮影や制作の秘話を語ってくれました。

◆中野さんは福岡のご出身ですよね。

中野裕太:僕は子供の頃から映画を観るというとこのキャナルシティのユナイテッドシネマに来ていたので、ここで舞台挨拶ができるのは感慨深いものがあります。
この作品は、今の時代にしては珍しいくらいにピュアな作品だなと思っています。観終わった後に、少しだけ1日が和やかに過ごせるような映画になっています。

◆撮影はどんな雰囲気でしたか?

中野裕太:撮影中もそうですが、撮影が終わった後の編集の時も、主演のジェン・マンシューが編集に参加してくれたり、とても和やかな雰囲気で映画を作ることができましたね。実際に撮影したのは2015年だったので、時間はかかっていますが、それだけの期間いっしょにいたので、家族のような和やかさがあって、それが映画からも伝わるんじゃないかと思います。

谷内田彰久監督:編集の大半は、実は中野くんがやっているんです。編集が終わったある日、ジェン・マンシューが台湾からこっそり日本に来て、データを持っていって自分で編集して突然僕らに送ってきて、それがすごくかわいかったんですよ。これは負けてられないなと思って、もう一度編集をやり直したりしましたね。

中野裕太:僕らがやった編集が、80点くらいのできだったんです。もう20点くらい足りないねという話をしていた時に、ジェン・マンシューがそこを埋めてくれるアイディアをくれて、それを元にもう一度再編集したりして。だからかなり時間がかかりましたね。

谷内田彰久監督:この作品では、少し変わった編集の仕方をしていて、この原作を知っている人、知らない人をFacebookでランダムに探して、その人に編集が終わったデータを送って、感想を書いてもらうということをやったんです。それを台湾人と日本人の両方でやっているんですけど、その意見を少しずつ合わせていって、日本人と台湾人がいっしょに観て、笑って泣いてくれたらいいなと思って最後まで編集しました。トータルで2500人くらいの人に観て頂いているので、もうどんな反応があるのか実は解っているんですよ(笑)。

◆原作者であるモギさんという方が主人公ですが、実際にいらっしゃる方を演じてみていかがでしたか?

中野裕太:モギさんとリンちゃんとは、映画の撮影に入る前に会ってお話をさせていただいて、どんな雰囲気か、どんな人物かというのを感じることができました。監督も含めキャストも家族のようなお付き合いができた理由のひとつは、台湾でも日本でも、モギさんとリンちゃんがほとんどの撮影に来てくれて。リンちゃんは自分の思い入れのある瞬間を、こちらはお芝居で再現しているんですけど、その時の芝居を観ながら涙を流していたり、楽しいところでは笑ってくれたり、ということもあり、本当にキャストもスタッフも家族のような感じになっていましたね。「モギさんを演じている現場に、ご本人がいることがプレッシャーだったんじゃないですか?」とよく聞かれるんですけど、あまりそういうこともなかったですね。

◆中野さんの演技について演出をされたことは?

谷内田彰久監督:中野くん自身が細かい部分に気がつく方なので、とても繊細にお芝居をしてくれました。Facebookで知り合った女の子に最初に出会うシーンがあるんですけど、そこがとても繊細に演技をしてくれて、僕としては見どころのひとつだなと思っています。

◆最後にひと言お願いします。

谷内田彰久監督:とても心が温かくなる作品です。肩の力を抜いて楽しんで観て下さい。

 

 

UCキャナルシティ13 ほかにて全国順次公開中!

【監督】谷内田彰久
【出演】ジエン・マンシュー、中野裕太、ワン・サイファー、蛭子能収 ほか

http://mama-dame.com/

 

ピックアップ記事

関連記事一覧