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皇紀2667年全国時局講演会「奉納演説」鳥肌実氏インタビュー 前編

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約1年ぶりの福岡での演説会に満を持して挑む、という鳥肌実氏。昨年のグダグダになったという福岡公演を払拭すべく、今回は西鉄ホール3DAYS!ツバまで飛んできそうな距離感で、圧倒的な存在感を見せつけてくれるはず。その意気込みのほどをインタビュー・・・なのか、演説を聞いているのかわからなくなった取材。鳥肌氏の熱気があまりにも暑苦しいがゆえ、前編・後編2回に渡ってお送りします!

■今回のツアーは全国で19公演ということですが、11月3日の文化の日に始まって、12月23日の天皇誕生日が楽日となっていますが、これはあえて、ですか?

今初めて指摘されて気づきました(笑)

■えー!?そうなんですか?わざとそうしているのかと思ってました。鳥肌さんならそれくらいはやられるのかと(笑)

申し訳ございません。今初めて知りました。はい。

■では、改めて。鳥肌さんは、お笑い芸人なんですか?

まあ、そういうカテゴリーや肩書きには、色々なうんちくが付いてまわる時代になっちゃったんですけれども、わたくし自身は今も昔も変わらずお笑い芸人だという自負はありますね。でも自分のことを「お笑い芸人です」というと、じゃあ今、テレビに普通にお笑い番組やバラエティーに出ておられる人たちは何なの?ってことになるんですけどもね。
そういう人たちが、普通に芸人さんとかお笑い芸人とか言われていますけれども、私の中では彼らは全て、お笑い・・・かどうかも疑わしい、いわゆるテレビタレントなんですね。
ネタをやるわけでもなければ、舞台でライブパフォーマンスをするわけでもなければですね、生のお客さんを沸かせることもなければ、生のお客さんを相手にするエンターテイメントでもない。
スタジオで、カメラの前で、もしくはひな壇に座って、えー、司会者のご機嫌取りをしたりとか(まあどうしても批判的な言葉が辛辣に飛び交ってしまいますけれども)いわゆるそういう現場でお仕事をなさっている方達を、個人的にはテレビタレントさんだと思っていますので、むしろ彼らのことをお笑い芸人なんていうふうには認識してないし、むしろ舞台で勝負しておられて、尚かつ、そういう場でやられている方は芸人さんだと思いますしね。それは、どっちが優れてて、どっちが劣っているという話をしているのではなくて、テレビタレントさんにはテレビタレントさんの長けている部分があり、そこで能力を発揮する人はそういう能力に長けておられると。
でも我々のライブパフォーマンスの世界と一緒にされてはー、困る。という意味では、私はお笑い芸人だと思っていますし、テレビに出ておられる方は、いまやテレビタレントさんだと思っていますから。それを指してお笑い芸人というのなら、そっちの方の日本語が間違っているんじゃないかなと思っていますね。まあ肩書きに関してはですね、各々、意見が分かれるところではあると思っていますけどね。

■ジャンルは一応、お笑いなんですね。

ただ、残念ながらあーいったテレビタレントさんが、いま「お笑い芸人」だと世間では概ね言われていますから、残念ながら、私のほうが「あの人って芸人さんなの?」とか「あの人ってお笑いなの?」とか言われてしまいます。えーむしろそういった人のために、今のメッセージを言ったんですけれども。あのーむしろ私の方がそういうカテゴリーじゃない、みたいに言われますから。じゃあ何なのって話なんですけども、みなさん困るみたいですね、私のことを指して言う時に。あの人何なの?って。
うーん・・・困りますねぇ。うーん・・・とにかくですね、再三申し上げている通り、現状に対する全否定というのが今回のコンセプトになるわけでございまして、そういった私に対する有らぬ誹謗中傷を含めました得体の知れない、言いがかりであるとか。これは被害妄想で申し上げているのではございません!このどんどん閉塞感を増してきました私の活動自体に対する悶々としたフラストレーションを生でお客様にぶつけていくという、エンターテイメントととしてはあり得ない、えー、この、真顔な、えー、ガチの、演説ライブ。こういった42歳厄年のオヤジの身の上話、愚痴を、ですね、延々と6時間半にわたって聞いていただくというライブでございますが、それですと西鉄ホールさんのほうからクレームが来てしまいますので、適当な時間でですね「失敬だな!帰るよ!」と憤慨してそのまま立ち去りたいとは思っておりますけれども、えー、しかし我に返った時が、終わり、というこの演説ライブ。現状に対する全否定、これが今回のコンセプトでございます。

■現状というのは今の鳥肌さんの位置付けとかそういうことですか?

私を取り巻く環境であったりとか、全てですね。そういったメディアを中心とした非常におかしな偏向報道であったりとか、えー全てこのニッポン国におけるその、私にとってはあり得ない“現状”、こういったものに対して中途半端な妥協は一切許さない意見をですね、こういった部分は理解できないけれども、この部分は理解してやってもいいんじゃないかとか、そういった中途半端なことは申し上げません。全て極論でお話しさせていただきます。極論こそ全て、無駄こそ全て、無為こそ限りでございます。
(はたと、我に返って)
あ、すみませんね、インタビューやってるんでしたね。演説やってるんじゃなかった。演説じゃないんですね、すいませんねー。どこまで人の話を聞かないんだ、空気が読めないんだ、ってねぇ。全然会話になってないですねぇ。インタビューでもなんでもない。

■(笑)では、ここでやっと今回のツアーについて、すこしお話を。今回福岡では3ステージありますが、東京・大阪は都市も大きいですから、なんとなく3ステージというのもわからないではないですけど。なぜ、福岡でもやろうと思われたんですか?

これはですね、兼ねてから福岡では福岡市民会館でずーっとやってきまして、福岡のお客さんには申し訳ないなと、思いながらも大バコでやってきたんです。全国をツアーで回っている行程上いたしかたなく、ですね。好きだしやりやすい会場ではあるんですよ。しかし、いかんせん、このキャパシティのデカさはですね、自分が気持ちいい部分はありますけど、お客さんにはやさしくない部分があって。顔の表情ひとつ見えないですしね。
大きなキャパシティの会場であっても、自分のやっていることを充分に伝える自信は私にはありますけれども、しかし、それはそれ。パフォーマンスが持つマンパワーというものを、できるだけ近くでお客様に伝えたい、というのは、どんなスタイルのパフォーマー、演者にもいえることだと思うんです。ですが、ベストなキャパシティ、ベストな環境というものがあると思うんです。
ま、そんなことを言い出したら、下手すると30人くらいの密室がベストになっちゃうんですけれども。しかし、それも言ってられないので。だけど、今までやっていた大きい場所よりは、生で伝えやすいということで。ま、とにかく西鉄ホールさんというのは、そういう意味では最適な環境なのではないかと、実はもう前々から思っていたのです。では、いつそういったスタイルに移行していけるのかな、と考えていたところ、ようやく今年、西鉄ホールさんとのタイミングが合いまして、理想的な形での福岡3DAYSというのが実現した訳なんです。うん。実はわたくし、福岡でだいぶお客さんを失いました。昨年の公演では、イマイチなパフォーマンスを、イマイチ伝わらない中、わたくしが、ネタの一番いいところで、頭が真っ白になるという事件が福岡で勃発いたしまして、一切オチの部分を言い忘れてしまうという状態で、去年は朧気な演説会になってしましまして、福岡は非常に厳しい戦いになってきております。けれどもですね、今年こそはと、三度目の正直ということで3DAYS。なんっっとか「帰って来いよ!鳥肌近衛兵!」という、強いわたくしの魂の叫び、レゲエラスタマンスタイルでもって、今回の奉納演説という、この奉って納める、ケツの穴ブリキスタイルでですね、奉納していただくんだと。こういった下ネタ一切抜きにして下ネタに逃げることなく、わたくし自身、えー、奉納されたいなと。いう気持ちで一杯でございます。

■え?奉納されたいんですか?(笑)まあ、でも去ってしまったお客さんは仕方ないとして、新しいお客さんに観ていただきたいと?

正直、これまでの公演とガラリと雰囲気も変わりますし、当然私も三日間で同じパフォーマンスになるはずもなくですね、崩れる時はとことん崩れますので、えー、そこでもがき苦しみ、お客さんと共に、意味のない時間を共有したいな、と思っております。

■うーん、なんとなく意気込みが伝わるような伝わらないような・・・。

とにかく鼻息荒くですね、先ほども申し上げましたけれどもですね、何かに対して理解を示すとか、もうそういう次元じゃないんだと言うね、眦(まなじり)を上げ、青筋を立て、瞳孔開きっぱなしの90分、ノンストップで演説させていただきたいなと。瞳孔開きっぱなしの90分、これがコンセプトでございます。

■コンセプトがいっぱいあるんですね(笑)

まあ非常にね、冷静さを欠いた、一点の曇りもない、血迷った、そういった熱い熱い、尋常じゃないライブにしたいなと思っておりますけれどもね。

■意外と鳥肌さんって話が尻つぼみになりますよね?

意外とっていうか、大体いつも尻つぼみなんですけどね。大体、喋り疲れて一番盛り上げないといけないところで、一番テンションが下がってるんじゃないかという。私自身がですね、どうにもこうにも匙加減というものがわからなくて、最初にフルスロットルでバルブを開けすぎましてね、公演でも、だいったい90分最後の方はですね、うーんなんて言うんですかね、体力の無さが露呈してですね、朧げになって帰っていくという、まあ・・・そういうパターンですけどね。今年はもうちょっと、ビリーズブートキャンプによって鍛え上げられた、このわたくしのたっぷんたっぷんの、若干こう肥満気味になりつつある身体でもってですね、ねちっこい演説会にしたいな、と。脂ぎったね、脂ダヌキ演説。

〈後編へ続く〉

 

 

【西鉄ホール】
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鳥肌実 全国時局講演会『奉納演説』
■公演日/11月16日(金)〜18日(日)19:00
■出演/鳥肌実
■料金/3,500円(全席指定)※当日500円増
〈電子チケットぴあ Pコード〉379-159 ★Pコードクリックでチケット購入できます
〈ローソンチケット Lコード〉86940
 ことり事務所 03-5328-8295
 西鉄ホールオンラインチケット

 

 

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