大注目の舞台!公演迫る!!その面白さや、いかに!?

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いよいよ今週に迫った人気劇団モダンスイマーズの「トワイライツ」。
一言で、恋愛リアルファンタジーと言っても、蓬莱さんの描く“恋愛観”は、とても人間味溢れてる。
東京公演観劇後に、蓬莱さんに直接インタビューをした一部をご紹介します!これを読むと、きっと蓬莱ワールドに近づきたくなるはず!!「シアタービューフクオカ」本誌にも掲載していない、恋愛のこと、客演の鶴田真由さんのことなどなど。チケットを手に入れていない方は、これを読んだらすぐにチケットを手に入れてください!!ホンッとに、これは観ないと損します!!

■苦手なものが色々ある中で、恋愛をチョイスしたのはなぜですか?(シアタービューフクオカ本誌続きより)

実は人間にとって、恋愛って意外と日常では結構重要な割合をしめているというか。人を好きになったり振られたり付き合ったりすることで、色んな価値観が変わりますよね。誰と付き合っているかでも人って変わるし、どういう生活をしているかでもね。だからある意味怖いというか、それって一人の人間でも相手によって全然違ってくるし。意外と人生って、結構な割合で恋愛っていうもののメスが入っているなって。それを最近すごく感じていて、そういう違いを芝居で作れないかなって思ったんです。

■拝見して目から鱗というか、「そうだな~」と納得してしまう部分がたくさんあったんです。出会う人が違うだけで、男性も女性もこんなに人生が変わるんだなっていうのを、目の当たりにしたんで。でも描かれているのは、やっぱり男性の心情なんだなって思いましたね。

今回は鶴田真由さんに出演していただいているんですが、非常に女性としてのシンボリックな存在というか、いわゆる女神なんです。そういう女性を象徴するような存在であって欲しかったっていうのが、ありますね。でもね、男女ごちゃ混ぜで描くと、たぶん僕は書けないと思いますね(笑)あまりにも壮絶な悲劇しかないっていう感じになりますよ(笑)結局舞台って、そうなのかもしれないですけど、やっぱり失恋なんですよ。トントン拍子にうまくいった恋愛を描いても誰も面白くないし、普通に合コンとかで出会って意気投合してそのまま付き合ってスゴい幸せになったっていうのを見せても、どうしようもないんで(笑)人間の愛憎のエネルギーとか、業の深さみたいなものを描きたかったっていうのはスゴくありますね。そういう意味では、今の時代って、日常にある愛憎のエネルギーというのが薄まって来ている時代でもあるから、より劇的な構造に持っていった感じではありますね。

■個人的にも考えるところいっぱいありました(笑)やっぱり自分と照らし合わせてしまうところがありますから(笑)
今回、客演の鶴田真由さんは小劇場のお芝居に初登場ですよね。オファーされた理由は?

さっきも話したような「シンボリックな女神」というものに対する説得力がある人じゃないとダメだと思ったんです。神話みたいな話で、その女性を見た男の人は誰もがその人を好きになってしまう、女性はその人に嫉妬してしまう、そういう神話的な構図がすごく欲しかった。そこに女神の鶴田さんがいて、もうひとつ全然違う邪神の様な兄がいて、その兄弟の愛憎が元々強くて。さらに、ひとつの家に住んでいた二人が、ふたつに分かれていったっていう、そういう神話っぽいイメージで行こうと思っていたんです。鶴田さんを「女神」という存在として、誰もが説得力を持ってみれるような人にしたかったっていうのはありましたね。

■一緒にやられてみて、どうですか?
どのシーンにも鶴田さんは出ているわけですよ。結構大変なシーンが多いんですが。別れ話とか重たいシーンをどうしてもやらざるを得ない役なので、そういう意味では台詞の量も多いですし、とにかくタフにやっていただいていますね。本当にすごく真面目な方なんです。たぶんうちの役者陣の誰よりも真面目だったと思いますね。あと、鶴田さんは板の上に立つと、いい意味でも悪い意味でも考えている事がわかっちゃう。素直な役者さんなので、そういう意味では演出はとてもやりやすかったですね。何をやろうとしているか、何を考えているか、そういうことが如実にでる素直な役者さんですね。ある意味、手練手管で隠さないというか、まあ、潔い人でしたね。

■福岡へ来られるのは初めてですか?蓬萊さんの作品はたくさん上演されていますけど(笑)
そうなんですよ。やってるんですけどね、僕は行けないんですよ、遠いから(笑)でも今回、初めて福岡で上演できるので、どんなお客さんがいらっしゃるのか、楽しみにしています。

 

 

【西鉄ホール】

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第3回 福岡演劇フェスティバル参加作品
モダンスイマーズ 『トワイライツ』

■公演日/5月30日(土)19:00、31日(日)14:00
■作・演出/蓬莱竜太
■出演/モダンスイマーズ[古山憲太郎、津村知与支、小椋 毅、西條義将]
 山本亨、菅原永二、梨澤彗以子/鶴田真由
■料金/4,000円 *当日500円増(全席指定)
〈電子チケットぴあ Pコード〉393-620 ★Pコードクリックでチケット購入できます
〈ローソンチケット Lコード〉89696
 西鉄ホ-ルホームページ
■お問合せ/Habanera 03-5489-3740
 西鉄ホール 092-734-1370

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