1/20(土)公開『嘘を愛する女』主演の長澤まさみが舞台挨拶に登壇
新たな才能の発掘を目指し開催された『TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015』。応募総数474本の中から初代グランプリを勝ち取った企画が、ついにスクリーンに登場!
『夫は誰だった?』
このセンセーショナルな見出しの実在する新聞記事に着想を得た本作。脚本と監督は、企画者でもあるCM界の若き才能・中江和仁。主人公・川原由加利役は長澤まさみ。小出桔平と名乗る由加利の恋人には、高橋一生。更には、DAIGO、川栄李奈、黒木瞳、吉田鋼太郎など豪華俳優陣。
本作で主演の長澤まさみが、福岡の舞台挨拶に登場!
◆まずは一言ごあいさつをお願いします。
長澤まさみ:みなさんご紹介に与りました、吉田鋼太郎でーす。よろしくお願いします!・・・嘘です。長澤まさみです。これずっと裏で考えてました(笑)。
◆福岡には何でも来られていると思いますが、どういった印象ですか?
長澤まさみ:やっぱりご飯が美味しいところですね。それと芸能界で可愛がっていただいている先輩方が、みなさん福岡出身ですね。リリー・フランキーさん、妻夫木聡さんとか。なので、勝手に縁を感じています。
◆客席から「ばり好いといよ」って言って欲しいそうですよ。
長澤まさみ:恥ずかしいですね(笑)「ばり好いとうよ」って、これで合ってますか?(笑)
◆さて、公開直前になりましたが、今のお気持ちは?
長澤まさみ:ちょうど撮影が一年前だったので、やっと公開になるなという気持ちですね。やっとお客さんの元に届どけられるんだなと思っています。
◆今回は嘘に翻弄される女性の役ですよね?
長澤まさみ:そうなんです。私が大嘘つきの役なんだと思っている人が結構多いんです。それを何度か言われたんですけど、違うんです。嘘に翻弄されていく人の物語です。そこには確かなものがあった、と。ミステリーの要素があったり、ロードムービー的でもあり、そして人の成長物語でもあるので、一言でラブストーリーとは言えない作品になっているのかなと思います。
◆主人公の川原由加利を演じるにあたって、大切にしていたことはありますか?
長澤まさみ:監督からは、「嫌な女」を演じて欲しいとリクエストがありました。ウーマン・オブ・ザ・イヤーを獲るようなキャリアウーマンの役だったんですけど、私の解釈としては、ひとつのことに突き進んでいる人というのは、周りが見えなくなって、周囲の人からやっかまれたり、おもしろくないなと思う気持ちから嫌だね、と言われる女性というのが、「嫌な女」なのかなと思って演じていました。
◆長澤さんが感じる共演の高橋一生さんの魅力とは?
長澤まさみ:いつもふっと近くに居そうな、その場に馴染んでいる感じかな。とはいえ何でもできるお兄さんという印象が強いので、よく世間で言われている王子様みたいなイメージはなかったんですが、最近はそういうイメージも持っていらっしゃるのかなと思いますね。これまで何度か共演させていただいていますが、恋人役は初めてです。
◆ほかの共演者の方も個性的な俳優さんばかりですね。吉田鋼太郎さんとの共演シーンも新鮮な感じでした。
長澤まさみ:吉田鋼太郎さんや川栄李奈さん、DAIGOさんとか。みなさんキャラクターがすごく立っていて、DAIGOさんにいたっては、今までに見たことがないDAIGOさんが見られると思います。そこも見どころのひとつかなと思いますね。吉田鋼太郎さんは本当に素敵な先輩で、若手が頑張る姿をすごくうれしそうに「かんばれ!」と思ってくれている方です。そういうお兄さん感というか頼りがいがある感じがご本人のキャラクターと合っていたので、現場ではずっと「リーダー」と呼んでました(笑)。今回はバディでしたね。
◆監督は初の長編映画だったそうですね。
長澤まさみ:監督とはCMで3本くらいご一緒したことがありましたが、本編を撮るのは初めてに近いということでした。でも、そういう映画を撮りたいんだという気持ちが強い方といっしょに仕事ができたのは、ラッキーだったなと思います。
◆これから映画をご覧になるみなさんに一言お願いします。
長澤まさみ:恋人との関係性、仕事仲間との関係性、自分の人生に関わる人たちとの関係性というのが、この作品のポイントかなと思います。また、自分にとって何が一番大切であるかとうことを問われる、立ち止まって今の自分を見つめ直す映画になっているのかなと思います。同世代というか仕事を頑張る女性に共感してもらえる作品になったのではないかなと。男性の方も、これは男性の方が書かれた脚本なので、グッとくるパートナーとの関係性を感じてもらえるのかなと思います。ぜひ楽しんで見ていただけたらと思います。
1/20(土)TOHOシネマズ天神、ほかにて全国ロードショー
【監督】中江和仁
【出演】長澤まさみ、高橋一生
DAIGO、川栄李奈、黒木瞳、吉田鋼太郎
Ⓒ2018「嘘を愛する女」製作委員会