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1/1(金・祝)開幕!ミュージカル『ローマの休日』朝夏まなとインタビュー

INTERVIEW

半世紀を超え今なお世界の映画ファンを魅了し続ける、オードリー・ヘプバーン主演映画「ローマの休日」。
この永遠のラブ・ロマンスは、1998年10月に、アン王女役に大地真央、ジョー・ブラッドレー役に山口祐一郎を迎え、世界で初めてのミュージカル化が実現。今回、アン王女には朝夏まなと、土屋太鳳がWキャストで挑む。
この日本発オリジナル・ミュージカルの伝説的傑作『ローマの休日』が、装いもあらたに、2021年1月1日から博多座にて上演。生まれ変わった本作の見どころを朝夏まなとがたっぷり語ってくれた。

◆アン王女に対してどんなイメージを持たれていますか?

朝夏まなと:映画を拝見すると、オードリー・ヘプバーンがすごく可愛らしくてチャーミングな部分がフィーチャーされますが、この作品は王家に生まれたアン王女が、一人の女性として自由を夢見てローマの街に出て、そこで出会った人々や初めて目にするものに影響を受け、本来の自分の立場で何をすべきか、自分には何ができるのかに気付いて帰っていくという、成長物語でもあります。なぜ彼女が外に出たいと思ったのか、忙しい毎日で自分のしたいことができない日々が嫌になった気持ちなど、一つひとつの感情を繊細に作っていきました。

◆役作りでご苦労されたことはありますか?

朝夏まなと:ジョー・ブラッドレーと恋なのか友情なのか、彼からたくさんのことを学び影響を受けて、王室に戻って新たな気持ちで王女として生きていくと決意するところはすごく演じやすかったのですが、前半のまだ世間知らずで精神的に幼い頃を演じるのが難しかったです。私自身がもう大人なので(笑)、そこから若返るバランスというのか。もちろんその時期を過ごしてきているので、気持ちとしては理解できるのですが、どこまで幼く演じていいのか表現するのは難しかったですね。

◆初めて「ローマの休日」をご覧になった時の感想はいかがでしたか?

朝夏まなと:私が男役だった宝塚時代に、グレゴリー・ペックがカッコいいから観たと思うんですが、ポケットに手を入れるだけで素敵に見えたり、力の抜けた歩き方などを勉強していました。その時はまさか自分がアン王女を演じることになるとは思っていなくて(笑)。昔の洋画を観る時は男性に注目していたのですが、退団後は女優を意識して見るようになったのは自分の中で一番変わったところです。

◆ミュージカルならではの見どころは?

朝夏まなと:表情とともに、歌で心情を表現する部分がミュージカル版の見どころだと思います。作詞が斉藤由貴さん、作曲が大島ミチルさんといった、日本人スタッフのみで作ったミュージカルですので、英語を日本語に訳して歌うときの表現に無理がないですし、壮大な楽曲からポップな楽曲まで多種多彩です。スペイン広場などローマの街並みは映像で繊細に仕上げられているので、本当にローマに行った気分にもなれます。博多座でローマに行くことができるのも見どころだと思います。

◆朝夏さんが好きなシーンは?

朝夏まなと:前半部分の、アン王女が自由に憧れて大使館を脱出するシーンです。盆も回して表現する5分くらいの大きなナンバーで、大道具を動かすためにスタッフさんも総出で作りあげるシーンなので、より一体感を感じられて大好きです。

◆Wキャストの土屋太鳳さんが演じられるアン王女をどのようにみられていますか?

朝夏まなと:太鳳ちゃんは年齢も若いですし、それこそアン王女が外の世界に憧れて街に出ていくという部分では、彼女もすごく忙しい人なので共感できる部分もあるでしょうし、等身大のアン王女だなという感じがします。そしてテレビで見たままの一生懸命な方。初めてのミュージカルなので色々教えてくださいと言ってくれるので、アドバイスできることは伝えています。

◆来年は博多でお正月を迎えますが、どんなお気持ちですか?

朝夏まなと:お正月に舞台に立てるのは縁起がいいですし、元日の朝は清々しい気持ちになります。今回の私の初日は1月2日なんですけど、元日からカンパニーのみんなが幕を開けてくれるので、応援したいと思います。

◆福岡に来られた時に楽しみにしていることはありますか?

朝夏まなと:来るたびに、ひと通り博多の美味しいものは食べようと思っています。博多は美味しいものがありすぎて困りますね。そして九州の方は、みなさん気さくであたたかいです。

◆福岡のファンのみなさんに一言お願いします。

朝夏まなと:2021年お正月に無事に幕が開くように準備を進めています。私たちは万全の状態で博多座公演に臨みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

ミュージカル『ローマの休日』

【博多座】
2021年1月1日(金)〜12日(火)
■原作/パラマウント映画「ローマの休日」
■脚本/堀越真 ■演出/山田和也 ■音楽/大島ミチル ■作詞/斉藤由貴
■出演(各役五十音順)/朝夏まなと・土屋太鳳(Wキャスト)、加藤和樹、太田基裕・藤森慎吾(Wキャスト) ほか
■料金/A席14,500円 B席9,500円 C席5,000円
■問合せ/博多座 TEL:092-263-5555 ※未就学児入場不可

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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