映画『ナラタージュ』福岡の舞台挨拶に松本潤&有村架純が登場!

CINEMA

2006年の「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた島本理生の恋愛小説「ナラタージュ」。
本作で主人公の演劇部顧問を務める高校教師・葉山貴司を演じるのは4年ぶりの映画主演となる嵐の松本潤。そして、葉山を全身全霊で愛する20歳の工藤泉役には有村架純。泉を想う大学生・小野怜二役に坂口健太郎が出演。原作の発表時から企画を温め続けた行定勲監督自身が「10年待った甲斐があった」と言いきる理想的なキャストが集結。
現在公開中の本作の、舞台挨拶に松本潤&有村架純が登場!会場中が大興奮の中、アットホームな雰囲気で舞台挨拶が行われました。その様子をご紹介します!

◆福岡へようこそ!松本さんはよく来られていますよね?

松本潤:今年の年末にもまた嵐でライブに伺いますし、今年はプライベートで春くらいに一度お邪魔しました。

◆有村さんはいかがですか?

有村架純:私は(福岡に)初めて来ました。24年間で、初めて来ました。でも何も見てません(笑)。

◆松本さん、おすすめの福岡のいいところを伝授してください。

松本潤:九州独特の人の温かさというのは、ある気がします。昔ドラマで博多出身の役をやったことがあって、その時にも博多でのロケがあったんです。当時も温かい人たちだなと思いました。それはご飯屋さんに行っても思うし、素敵な人が多いなという印象です。有村さんが来たことないのは意外だね。ぜひ、美味しいものを食べてください。まあ僕は地元の人間じゃないですけど(笑)。

◆では、これから映画のお話を伺いましょう。10/7に公開しましたが、周りの方からの感想は聞かれましたか?

松本潤:僕の友達が映画館で予告を観ていて、この人誰だろう?と最初は誰か解らなかったけど、タイトルを観て、あ、知っている人だってなったと言ってましたね。それはすごく嬉しかったです。
僕の周りでは架純ちゃんの体当たりの演技の話をよく聞きます。女性の方は、そこにすごく共感できるようですし、ひとつひとつの感情が露わになっていく姿に共感できたと言ってました。

有村架純:観終わった後に、誰かと話したくなるんだよね、という話を聞いて、すごくうれしかったですね。

◆久しぶりに共演されてみて、新しい発見や気づいたことはありますか?

松本潤:大人っぽくなりました。テレビで共演した時は、21~22歳だったけど、そこから2年くらいの間に色んな作品で色んな出会いがあったんだと思いますけど、とても力強く、かつしなやかで、泉を演じるにあたって、凜とした佇まいみたいなものが、すごく強くなったなと感じました。

有村架純:当時と印象は全然変わっていないんですけど、でもすごく周りを見られている方だなというのは、再認識しました。気配りがスゴいですね。それは現場で見ていて、学ぶところでもありましたし、色んな現場を経験されている方がいる中でも、そう感じたので、松本さんってすごいなと改めて思いました。

◆撮影の時に、監督から目力を抑えて欲しいと言われたそうですね?

松本潤:最初にお会いした時に、普段の僕が100~120%の印象だとしたら、それを40%くらいまで落としたところで芝居をやって欲しいと言われました。それは台本を読んだり役を想像する上で、どういう風に葉山を演じたらいいかということの指針になった言葉です。どうやったら40%という感じの人間の動きだったり、感情になるのかなと想像するところから始めて、そのお陰で、今回のような芝居ができました。大きなひと言でした。

◆有村さんは葉山先生が大好きな思いを募らせるために、携帯の待ち受け画面を松本さんにされていたと伺いましたが。

松本潤:僕はそれ全然知らなくて、ビックリしました。

有村架純:クランクインしたら、さすがに見られたら恥ずかしいので換えたんですけど(笑)。私は絵をイメージして台本を読むことが多いのですが、松本さんは、どうしても以前のドラマのお兄ちゃんという印象が強かったので、眼鏡を掛けている松本さんの画像を探して、葉山先生ってこういう感じかな?と想像するために、待ち受けにさせていただいて、ずっとそれを見てイメージしながら台本を読んでいました。

松本潤:どの写真だったのかな?(笑)どれが葉山先生っぽかったのかなって。でもうれしいですね。

◆これから映画をご覧になるみなさんに、こういう風に見て欲しいなというのがありますか?

松本潤:女性の方は特に泉の恋愛の感情がどんどん露わになっていく姿に、共感していただけるところがたくさんあると思います。逆に自分と比較したり、自分のこれまでの経験や泉や葉山や小野くんから感じる恋愛に対する思いみたいなものを汲み取って比較したりしながら、見ていただければ。それぞれ一人ひとりの価値観で見ていただける映画です。ゆったりとした濃密でほろ苦い時間だと思うので、楽しんでいただけたらと思います。観終わった後は、スッキリした感じにはならないと思いますけど(笑)。でも昨今あまりないタイプの映画なので、どういう風にみなさんが受け取って、いただけるのかなと楽しみにしています。

◆それでは最後に、これからご覧になるみなさんにメッセージをお願いします。

有村架純:この映画は、わかりづらいと思います。というのは、私自身、台本を読んだ時にもそうでしたが、あまり感情の説明がないので、読み取るのに時間がかかる作品かもしれません。なので観終わって「なんかよくわかんなかったな」と感じるかもしれないですが、それはそれでいいと思いますし、みなさんがそれぞれに感じたことを今は大事にしていただいて、もしかしたら1年後、2年後に観返した時に、また違った気持ちが生まれてくるような、そんな作品になっています。ぜひ、最後まで、エンドロールの主題歌まで楽しんで帰っていただけると嬉しいです。

松本潤:架純ちゃんの言うとおりだと僕も思っていて、解らないということが、自分にとってマイナスなことではなくて、それぞれに作品を見て、感じることが違うと思います。でも良くも悪くも感情を動かされながら見ていただける作品です。楽しんでください。今日は福岡初上陸の有村さんにも会えたし、良かったですね(笑)。僕ら嵐としては、年末にまたお邪魔しますが、まずはこの映画を楽しんでいただけたらと思います。

【STORY】
わたしには、あなたでした。
居場所のない私を救ってくれたのは、
先生、あなただったんです。

大学2年生の春。
泉(有村)のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本)から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。
葉山は、高校時代、孤独な泉に居場所を与え、救ってくれた教師だった。
卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、 再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。
葉山の告白を聞き、彼を忘れようと決意した泉は、 自分を想ってくれる大学生の小野(坂口)との幸せに傾きかけるが、ある事件が起きる―。

 

『ナラタージュ』
TOHOシネマズ天神、
T・ジョイ博多、UCキャナルシティ13 ほかにて上映中

【監督】行定勲
【原作】島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊)
【出演】松本 潤、有村架純
坂口健太郎
大西礼芳 古舘佑太郎 神岡実希 駒木根隆介
金子大地/市川実日子 瀬戸康史

http://www.narratage.com/

 

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