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ゲキ×シネ最新作『蒼の乱』舞台挨拶に天海祐希登場!

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5月9日(土)に公開されたゲキ×シネシリーズ14作目で、最新作『蒼の乱』。舞台挨拶に主演で蒼真役の天海祐希が登場!

本作は、2014年に東京・大阪で上演された、劇団☆新感線『蒼の乱』を映像化した作品。劇団☆新感線に出演が3度目となる天海祐希待望の主演作で、共演には、松山ケンイチ、早乙女太一、そして平幹二朗らを迎え、話題作となった。愚直で若々しい将門小次郎と、革命を夢見て挫折したが再び志を取り戻す蒼真、二人の人物像とそこから織り広げられる戦乱ドラマは、多くの観客を感涙させた名作。

舞台挨拶に登場した天海祐希さんは、福岡のファンに熱いメッセージをくれました。

◆まずはひとことご挨拶を。

7月に私の部下になるので、ミニオンズも連れてきてしまいました(笑)。しばらくはこのままでお話させていただきますね。
「蒼の乱」は、私自身がすごく楽しい時間を過ごさせていただいた作品でもあります。劇団☆新感線の作品としては、映像も含めると四作目になりますが、毎回新しい気持ちで、スタッフ、キャストのみなさんたちと、また新しい作品を作ることできました。劇団☆新感線の舞台は、上演する場所が限られてしまいますので観ることができなかった方も多いと思います。こうやってゲキ×シネという形で、たくさんの方々に観ていただけることをうれしく思っています。もしこれを観て、面白かったな、楽しかったなと思っていただけたなら、劇団☆新感線の生の舞台に足を運んでいただけたらと思いますし、末永く天海祐希をご贔屓にお願いします(笑)。

 

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◆いのうえさんとのお仕事は今振り返ってみていかがでしたか?

いのうえさんて、ものすごくシャイな方なんですよ。お稽古場でも演出される時に、自分で喋って、どういう動きをしたらいいかっていのうえさんが動いてくれるんです。だから、いのうえさんがやるようにできれば、最低限のラインはクリアできる。松山ケンイチくんが、この作品が二度目の舞台だったんだけど、いのうえさんの演出はこんな感じだけど大丈夫?って聞いたら、「いや、ぼくやりやすいです。だって真似すればいいんですから」って(笑)その真っ直ぐさが将門みたいだよ、って話をしましたね。

◆ゲキ×シネの撮影が入っている時は意識されますか?

撮影日だと思うと緊張しますけど・・・そりゃ緊張しますよ。だって失敗したらそれが永遠に残るんですから。と思うと、緊張して失敗するんですよ(笑)でもうま~く編集してくださるので安心しています!これは私だけかもしれないですけど、大体一日2公演の時に撮られるんですけど、一回目の時にガッと走っちゃうんですよね。で、一回目ものすごくよくできた!今ので成功例!とか思ってたら、2回目を中心にしますとか言われて。一回目が良かったのにな~って実は思ってるんですけど。そういう時の2回目ってもう出がらしですよね(笑)でも実は、自分で走ってない時の方が、芝居としてはうまくやれている時もあるんですよね。気合いが入りすぎると、空回りしてしまうことが多かったりね。だから自分で今回はうまくいったなと思っていることが、ベストではないんです。今の回、すごく良くできた!と思っても冷静に第三者が観ると、二回目の方が良かったよって言われることもあるので不思議ですね。

◆ゲキ×シネを観られての感想は?

色んなところで必ずそれを聞かれるんですけど、これは誤解をしないで聞いて欲しいのですが、ガッカリして観ています。ガッカリだよって。だって自分の芝居を観て、最高!私完璧!って思ったらそれ以上上手くならないですよね。しかも一年前ですよ。一年前に自分がやったものってやっぱり今の自分からみると幼いし、力不足のように見える。ということは、その時の自分よりも、今の自分は少し成長しているんだろうなって、いつもそれは自分のバロメーターにしているんです。きっと俳優さんはみんなそうですよ。テレビでも映画でも自分がやったものは、うわ~っ!と思いながら観てる。これは舞台だから余計にそう思うのかもしれないですね。舞台は生でやってその瞬間に演じているので、後に残らないものという印象がありますよね。でもこうしてゲキ×シネとして、日本全国のたくさんの方々に観ていただけるチャンスが増えるのはすごくうれしい反面、え~っ!と思うこともある(笑)。だってこの時よりも絶対今の方が成長しているはずだから。もう一回やらせてくれ!っていつも思うんです。

◆劇団☆新感線は天海さんにとってどんな印象ですか?

あんなに人間力の高い人たちが集まった集団はいないですし、百戦錬磨の人たちだから受け入れ態勢も万全。安心できるんです。本当はそんな安心の中に居てはいけないんですけど、安心してますね。でも安心している、と同時に新鮮さもくれるからすごくありがたいです。だってある種の天才集団ですよ。細かいところまで面白いし、手を抜かない。だってもうひとつのジャンルを作り上げられているんですから、魅力的じゃないはずがないです。

◆福岡のファンにメッセージをお願いします。

昨年の3月から5月くらいまで稽古を入れると半年くらいですけど、いい大人たちが一生懸命、汗水をたらして、みなさんにいいものを届けたい!と思って頑張った作品です。こうして映像として残していただけていることに心から感謝しています。一人一人の心に蒼い蒼い風が吹くようなエンディングになるといいなと思います。大いに笑って、大いに泣いていただいて、劇場と同じように楽しんでいただけたらうれしいです。私はそれがゲキ×シネの楽しみ方じゃないかなと思います。今私たちが目の前でやっているかのように楽しんでください。

 

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ゲキ×シネ『蒼の乱』

絶賛上映中!

[作] 中島かずき [演出] いのうえひでのり
[出演]天海祐希 / 松山ケンイチ / 早乙女太一
梶原善 森奈みはる 粟根まこと 高田聖子 橋本じゅん / 平幹二朗
2015年/日本/168分

©2015 ゲキ×シネ『蒼の乱』/ヴィレッヂ・劇団☆新感線

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