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(作・演出/前川知大)

7月12日(土)・13日(日)に初の福岡公演となる話題の劇団「イキウメ」。その作風は演劇という枠を大きく越えて、観るものを異次元の世界へ送り込む。今回の新作『表と裏と、その向こう』は、人間が時間を切り売りする話なのだという。物語もさることながら、作家・前川知大本人のSFチックな頭の中は果たしてどうなっているの!?シアタービューフクオカvol.13に掲載しているインタビューをちょっとだけご紹介します。
後から観ておけばよかったと後悔しても、時すでに遅し!であるよ。


今回の作品で前川さんが一番書きたかったことって何ですか?

—表現したい事がいくつかあるんですが、「時間を切り売りする」と考えると、パートタイムで働いている人も同じだと思うんですね。職場には、いつも愚痴をいいながら仕事をする人っているじゃないですか。僕も色んなバイトをしていたけど、そういう人ってどこに行ってもいるんですよ。だったら辞めろよってね(笑)そういう人って、大体いつも文句ばっかり言ってるんですよ。テキトーに仕事をして、1日5時間だけそこにいる事でお金を貰っているみたいな人。それって時間の無駄だと思うんですよ。この作品の場合は、全く人生の積み重ねになっていない時間が“死”だと考えるなら、ある意味無駄な時間は死んでた方がいいって事なんです。それは、時間を大事にしろって言いたいのかもしれないけど。ミヒャエル・エンデの「モモ」にもちょっと似ているかなと思って。あれは時間泥棒の話ですが、僕が書きたいのは、時間を売ってしまう話。無駄な時間だけじゃなく、お金のためだったり、寝ている時間なら売ってもいいかなって考える人がいて、時間を売り買いできるシステムがある。そうすると、合理的に考える人ならたぶん売ると思うんですよ(笑)単純にお金が無いヤツが売るし、お金があるヤツが買う。完全に搾取する側とされる側の関係になるっていう、人間牧場的な感じ(笑)その人間牧場的な関係ってわりと好きなんですけど、要するに労働力を奪われるというか、命そのものを奪われるような感じ。例えばそれを産業としたなら、10代の時間と80代の時間を比べると、1年の密度が違うわけじゃないですか。単純に密度の問題。10歳の1年は1/10だけど、80歳の1年は1/80になって、その時間の密度が全然違う。その密度の差で、1年の値段が変わるんです。そういう事がホントにあるとしたら、金のないヤツはどんどん時間を奪われていくし、あるヤツは長生きしていく。怖い話ですよね。そういう人間牧場的な考え方って色んな想像ができて面白いんですよね(笑)でも僕はお金と時間は交換できる気がするんですよ(笑)ライフイズマネーとかタイムイズマネーという言葉があるように、時間はお金になるし、時間はそのまま命になると思えるんです。だから今回の話の着想もそんなところから来ている気がしますね。

>>>気になるインタビューの続きは
   シアタービューフクオカvol.13本誌で!

★イキウメホームページ/http://www.ikiume.jp/

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「表と裏と、その向こう」

■公演日/7月12日(土)18:00・13日(日)13:00
■作・演出/前川知大
■出演/浜田信也、盛隆二、岩本幸子、森下創、緒方健児/西牟田恵、内田慈、安井順平
■企画・制作/イキウメ
■料金/3,500円(全席指定) *当日300円増
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 ※未就学児童のご入場はお断り致します。
■(社)日本劇団協議会主催 創作劇奨励公演