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「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」試写会に、
矢口史靖監督、長澤まさみが舞台挨拶に登場!

『ウォーターボーイズ』(01)『スウィングガールズ』(04)『ハッピーフライト』(08)『ロボジー』(12)と数々のヒット作を世に送り出してきた、日本で最も注目を集める矢口史靖監督の待望の最新作!『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』が5月10日に全国一斉公開となる。
公開に先駆けて、イムズホールで行われた試写会に、矢口史靖監督、ヒロインの長澤まさみが舞台挨拶に登場!
その舞台挨拶の模様を余すことなく、ご紹介します。

◎まずは、矢口監督、長澤まさみさんから一言お願いします。
長澤まさみ(以下:長澤)
私は子どもの頃から矢口監督の作品が大好きで。子供ですよ、ほんとに。小学生とかです(笑)なので、まさか矢口監督と一緒にお仕事が出来ると思っていなくて、願ったり叶ったりですの作品への出演でした。ほんっとに面白いので、とにかく笑って観ていただきたいと思っています。

矢口史靖監督(以下:矢口
実は、この映画は完成してからしばらくたってるんですけど、東京での完成披露試写会を行って、翌日から全国キャンペーンで回っています。全国31ヵ所を回る予定で、今、旅の途中ですが(笑)福岡は、25ヵ所目ぐらいですね。これまで、大分、宮崎、鹿児島、熊本、佐賀を通って長崎、長崎から佐賀を通って、福岡に入りまして。九州シリーズは今日が最後ですね。

◎長澤さんの役どころはこれまでとは違って、サバサバした女性の役で意外でしたが、この映画のオファーを受けた時は、どんな感じでしたか?
長澤
私自身はわりとサバサバしてるというか、男の子みたいだねと言われることもあったので、これまで演じてきた役柄よりは、割と自分に近いというか共通する部分もあるなと思う役柄でした。だから共感しやすくて、演じやかったですね。

◎矢口監督は、この役をなぜ長澤さんにと考えられたのですか?
矢口
僕はいつも台本を書き終えてそれから俳優さんを探すというキャスティングの仕方をしているのですが、今回のヒロインである直紀さんという役は、もう恋愛みたいなことはしないと決めてる女性なんですね。なので、男の人に対して女性らしさを見せびらかさないというか、ほとんど男のような暮らしをしているんです。その役を書いた時に「そうだ、長澤まさみがいたわ」とふいに思い出したんです(笑)。というのは、これまで仕事でご一緒することはなかったのですが、10年位前から何度もニアミスというか、会うことがあって。長澤さんの言動や、たたずまいが、すごくサバサバしてたんですよ。ポン酢みたいにさっぱりしたところがあって。
長澤さんご自身のこれまでの役柄としては、どちらかというと女性らしい、甘い雰囲気というか、メイプルシロップのような役が多いと思うのですが、僕はご本人が持ってるこのポン酢味が非常に好きで、いつかポン酢で出てもらいたいとずっと思ってました(笑)なので今回夢が叶って、ポン酢風味が効いていると思います。

◎劇中では大きなバイクもご自身で乗り回されていますよね?大変でしたか?
長澤
本当に大変でした。転んだりもしましたし(笑)
矢口
林業のシーンにしても、お祭りにしても、オートバイ乗るにしても吹替えとかスタントとか使っちゃうと面白くないと思ったので、とにかくやれるところは全部本人でやってくださいというお願いをして、チェーンソーを使ったり、高いところに登ったり、オートバイも練習してくださいね、というお願いをしてクランクインしました。

◎主役の染谷将太くんも木に登っているシーンがありますが、それも全てご本人たちですか?
矢口
そうです。もちろん安全対策はきちんとしてるんですけど、本当にとても高いところだったので、撮影するために木と同じ高さまでカメラも上がったんですよ。それで、僕はカメラの横にいなきゃいけないって言われたのでしょうがなく上がったんですけど・・・実は高所恐怖症なんですよね。なんでこんな映画撮ってしまったんだろうって後悔するぐらいほんとに高かったんです。でも、そこまで頑張った甲斐があって素晴らしい、普段は、林業家の方しか目にないであろう、リアルな林業家の目線というものが撮れてます。

長澤
私も1日だけその撮影を見ることが出来たんですけど・・・すごく怖そうでした。でも染谷くんは全然平気な感じで、ひょひょいと登っていってましたね。

矢口
みなさん以外と平気で登って行ってくれたのですが、伊藤英明さんは、意外とダメだった様子で(笑)「深いところに潜るのはいいんだけど、高いのはね」って。だだをこねていらして(笑)スタントをとか言われたんですが、「いやいや、顔バレますから。カメラも寄りますから絶対バレます」って言って無理矢理登ってもらったんです。先に染谷くんが簡単に登ってしまっているので、しょうがなく先輩役として登ってくれました。まあ登ってしまえばもうやるしかないんで。でもその姿があまりにカッコよくて、「じゃあ伊藤さんちょっと、片手、手はがしてブラーンとかしてくださいよ」って僕も勢いあまって言っちゃいましたけど、そういうこともぜんぜんやってくれましたね。ホントに役者根性がすごいなと思いました。最終的には評価してます(笑)

◎今回は、どうして林業をテーマに映画を撮ろうと思われたのですか?
矢口
これまで僕は、原作ものではなくてオリジナル企画で映画を作ってきたのですが、決して原作は嫌だということではなかったんです。小説とか漫画を「紹介して下さい、ぜひやりたいです」と言い続けてきたのですが、なかなかこれだというものに出会えなかったんですね。でも三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』を読んだ時には、一発で惚れました。結婚するならこの人だと(笑)、思うぐらいその小説がとても魅力的だったんです。だから読み終わってすぐプロデューサーに電話して「これ僕やりたいです。ほかの監督さんに絶対渡さないでくださいね」と言って、『ロボジー』の撮影に入ったんですけどね(笑)なので、原作を読ませていただいたのは、2010年くらいでしたね。

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◎長澤さんは、矢口監督の映画にずっと出演されたかったんですよね?
長澤
そうなんですよ。私はずっと監督の作品に出たくて。実は、10代の時に受けた監督の映画のオーディションで落ちたんですよ。なので、当時は縁がなかったんだなあと思っていたんです。多分矢口さんの作品の雰囲気に合わないんだろうなって思ってたらこの役をいただいて。

矢口
それにはワケがあるんですよ。その時のオーディションは、もし出来たらやって欲しいと思いつつも、いろいろ都合があって縁がなかったんですね。それで、オーディションをやって1年後ぐらいにある映画祭の会場で偶然長澤さんに会ったんですよ。その時に、あっ恨まれてたらどうしようって僕がちょっと目を合わせないようにしてたら、遠くから長澤さんが僕のところに真っすぐ来て「監督、オーディションの時はどうも!」ってでっかい声で話しかけられて。「それ言っちゃ駄目!」ってジェスチャーでやったんですね。実は、そこに僕にとっての、長澤まさみのポン酢感が、とても印象深くなって(笑)なんてサバサバした、細かいことにこだわらないところがカッコいいなって。この魅力は、誰も使ってないよなっていうのがあったので、本当にいつか一緒に仕事が出来たらなと思っていたんです。この直紀という役がイメージ通りに書けたので、このチャンスを逃したら絶対駄目だと、思い切ってお願いしたんです。

長澤
うれしいです、ありがとうございます。でも、私全然、悪気はないんですよ。1回会ったことがあった人に挨拶をするのは常識だと思っていたので。ただ、その会った機会というのがオーディションだったということだけだったんですけど(笑)。それで監督に「オーディションの時はどうも」って。でも今、大人になって考えたら、普通は言わないですよね、そんなこと(笑)

◎それでは最後に、ひとことずつ作品の見どころなどをお願いします。
長澤
私が矢口監督の作品が好きなところは、ひとりひとりのキャラクターが、すごくかわいらしく描かれているところなんです。それぞれの役割がきちんと表現されている感じが監督の作品が好きな理由なんですけど。今回も、バラエティに富んだ個性的な役者さんというか、映画の中の住人たちがたくさんいますので、そのひとりひとりを楽しんで観てもらえたらと思います。子供たちもたくさん出てきますが、すごくかわいいんです。あ、おばあちゃんも出てくるんですけども、それもかわいいです。かわいくて、面白くて、キュンとしてグッとくる、映画なのでぜひ楽しんでください。

矢口
色々話してしまうとハードルが上がってるかもしれませんが、おそらくそのハードルをもっと越える楽しさがあると思います。そして、映画を観て面白かったら、ぜひみんなに口コミして下さいね(笑)面白かったな〜と思っても、家でそれをひとりで黙って考えてるとヒットしないんで(笑)いろんな人に、兄弟でも家族でも、親類縁者、子子孫孫でもいいです(笑)。いろんな人に『WOOD JOB!』という映画が面白かったと、観た方がいいよと、あるいはもう一回、映画館に来ていただけたら幸せです。

 

 

 

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WOOD JOB!~神去なあなあ日常~
2014年5月10日全国東宝系ロードショー

【キャスト・スタッフ】
染谷将太 長澤まさみ 伊藤英明
優香 西田尚美 マキタスポーツ 有福正志 近藤芳正 光石 研 柄本 明

■ 監督・脚本:矢口史靖
■ 原作:「神去なあなあ日常」三浦しをん(徳間書店刊)
■ 音楽:野村卓史
■ 主題歌:「Happiest Fool」マイア・ヒラサワ(ビクターエンタテインメント)

(C)2014「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」製作委員会
http://www.woodjob.jp/