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「演劇とは言葉と身体の動きが、とても主要なことだと思っている。でも普段の生きている人の状態の動きを、普通の演劇だと削除されがち。そうじゃない。自分たちが等身大である言葉や動きは“表現の豊かさ”だと、僕は捉えているんだ」とチェルフィッチュ主宰・岡田利規は語る。

2004年に第49回岸田國士戯曲賞を受賞した「三月の5日間」が、いよいよ福岡でも公演されることとなった。この作品は、山口・福岡公演を終えた後、ブリュッセル、パリでも公演されることが決まっている。2003年のイラク戦争をモチーフにした作品。「僕はこの作品を、あえて反戦演劇といっています。代表作なので、ぜひ福岡の人たちにも観てもらいたい。九州での公演は初めてなので、お客さんの反応もどんなものなのかとても楽しみ」という。「僕の作る作品の“豊かさ”のソースは、日常の言語と、その時の身体の動き」たとえば、喋ってる時に無意味に動かす“手”だったり“頭”だったり、その身体の動きを、彼流の言葉でいうなら「振付け」するのだ。前衛的な演劇とも取られ、また前衛的なダンスともいえる、独特の世界観。
この若手劇作家が、演劇界にどんな新風を巻き起こすのか!?岡田利規が描き出す、反戦演劇の世界観をぜひ、共有して欲しい。

この会見でちょっと面白いことを見つけた。岡田さんは、自分の伝えたいことをわかりやすくロジカルに話してくれるのだけど、年代なのか感受性なのかは定かでは無いが、質問をする記者と岡田さんの言葉にビミョーな“ズレ”を感じる場面もあった。そして、その“ズレ”が少しずつ近づいて「なるほど」となる。記者と岡田さんのディスカッションは、実は私には芝居のようにも見えていた。

 

 

【イムズホール】
イムズパフォーミングアーツシリーズ07 vol.2
第1回福岡演劇フェスティバル参加作品
「三月の5日間」チェルフィッチュ

■公演日/5月2日(水)19:00、3日(木・祝)19:00
■料金/3,000円・当日 3,500円(全席指定)
■作・演出/岡田利規
■出演/山崎ルキノ、山縣太一、下西啓正、松村翔子、瀧川英次、東宮南北、村上聡一
〈電子チケットぴあ Pコード〉375-371 〈ローソンチケット Lコード〉83841
イムズホール