「アフロ田中」松居大悟監督インタビュー

人気コミックを映画化した「アフロ田中」が2月18日(土)に全国一斉公開となる。
本作の監督を務めたのは、福岡県出身で、地元のタレントとして活動中のトコさんの実の息子である松居大悟。
現在は東京で、人気の演劇作品や映像作品を手掛ける若手注目株のひとり。その松居大悟の商業演劇では初の監督作品となるのが『アフロ田中』。
モテない男子の切なくもオカシイ生態を、若い感性で作り上げた意欲作。
その撮影逸話や作品にかける思いなどをインタビュー。


左/トコさん 右/松居大悟監督

■26歳という若さでの商業映画デビューですが、この映画を撮ることになったきっかけは?
『アフロ田中』という映画の企画はすでに決まっていて、脚本の方は先に決まっていたんです。制作陣が『アフロ田中』はモテない男の映画なので、やっぱりモテない男の心をわかってる人に撮って欲しいという意向だったそうです。映画のプロデューサーが、僕がやっていた劇団の作品を観にきてくれて、声を掛けてくれたんです。僕は劇団で上演する作品のほとんどが、モテない男達を描いた作品だったので(笑)本当に奇跡が重なって撮らせてもらったので、実は本当にいいのかなと思いながら、今もこう話してるんです。

■出演者がすごい豪華ですよね?

キャストの方々はもともと漫画の「アフロ田中」が好きな人がすごい集まってくれたんです。なので、作品に対する愛情がみんなハンパじゃないですね(笑)

■松田さんはアフロのカツラを違和感なく被られたんですか?

そうですね。かなりはまってました。(カツラを)かぶる前は、すごいイケメンで、モテない男じゃないだろ!って感じだったんですよ。だからちょっとは不安な部分も最初はあったんですが、アフロも必要以上にでっかいものにしてみたら、それをかぶった瞬間しっくりきたんですよね。松田翔太さんも原作の「アフロ田中」のファンだったので、もう思い切ってやっちゃおうと。

■漫画を映画化するって難しい思いますが、演出の中で気をつけた事ってありますか?

脚本がすごく面白くて画としても面白かったので、それをそのまま楽しく撮ってしまったらまずいなって思ったんです。「アフロ田中」を愛している人が集まっているので、作品の本質を変えずに撮りたいなと。
田中広という男は、面白いと思って女の子を口説いている訳ではなく、本当に一生懸命モテないけどモテる為に考えて考えてひねり出した答えが、世間とはズレた答えだから面白いと思うんです。そういう意味でも田中広の考え方に沿って、田中広の気持ちに忠実に撮ろうと、それはすごく意識しました。

■“モテない”男というのが、今世間では話題になっていますよね。映画「モテキ」もそうですし、松居さん自身が感じるモテない男の面白さって何だと思っていますか?

ちょっと前に草食男子っていうのが流行ったと思うんですけど、でも別にみんな草食男子という訳ではなくて、モテたいけどモテ方が分からないから草食男子になっちゃってると思うんです。だから草食という訳ではなくモテ方がわからないだけだと思うんですよ。
田中広たちの場合は、ベクトルとしてはモテるかどうかというよりもモテたいよねって男達と話すという方向かなと。女性に対してどうするというよりも、女性にどうされるかを男達と話し合うという。それもホントは間違っているんですけどね(笑)

■映画ならではの見所は?

オリジナルストーリーとオリジナルキャラはもちろんなんですが、「アフロ田中」の面白さって、漫画であるからこその面白さなんですよね。アフロの画だったり、変なコマが沢山あったりとか。
映像化するにあたって、漫画とは別の部分での面白さって何だろうと考えた時に、“間”が大事だと思ったんです。なので、“間”はかなり意識しました。漫画とはまた違った面白さがありつつも、原作のイメージは崩れていないと思いますので、ぜひ劇場で観てみてください。漫画の「アフロ田中」が好きな人にもぜひ観て欲しいですね。期待は裏切りませんので(笑)

 

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2012年2月18日(土)よりユナイテッド・シネマキャナルシティ13、TOHOシネマズトリアス久山ほか全国ロードショー!

アフロ田中

松田翔太 佐々木希
堤下敦(インパルス) 田中圭 遠藤要 駒木根隆介
原幹恵 美波  吹越満 皆川猿時 / 辺見えみり リリー・フランキー
長塚圭史 山田真歩 井村空美 波瑠 米村亮太朗 あやまんJAPAN 武田修宏  佐藤二朗

■ 原作:のりつけ雅春「上京アフロ田中」(小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載)
■ 監督:松居大悟
■ 脚本:西田征史

■ 主題歌:鶴「夜を越えて」(ワーナーミュージック・ジャパン)
■ 製作:「アフロ田中」製作委員会(ハピネット、ショウゲート、小学館、日本出販販売、スモーク、Yahoo! JAPAN、ソニーPCL)
■ 企画・製作プロダクション:スモーク
■ 制作協力:ダブ
■ 配給:ショウゲート
■ 宣伝協力:スキップ
■ 宣伝協力:プレシディオ×ヨアケ×スキップ

(C)2012 のりつけ雅春・小学館/「アフロ田中」製作委員会

■作品紹介
日本映画史に燦然(さんぜん)と輝くはずの、笑って泣ける異色ラブコメディ、誕生!
ビッグコミックスピリッツ(小学館)に現在も人気連載中のコミックシリーズ「アフロ田中」が
映画となってスクリーンに登場!どれだけ年齢を重ねてもほぼ成長しない、
彼女いない歴(=年齢)24年の主人公・田中広(ヒロシ)が、
彼女を作ろうと奮闘する様をコミカルに描いた異色ムービー。
監督は新鋭・松居大悟。無謀にも集結したあまりにも豪華なキャストたちが織りなす華麗なる日常の物語。
笑って元気になれる新世代ラブコメディが、ここに誕生した!

【ストーリー】
まだ見ぬ彼女を探し求める妄想男子、間違えまくりの奮闘記。
強烈な天然パーマでこの世に産まれ落ちた田中広(ヒロシ)(松田翔太)。24歳になった今も彼女は出来ず、日々をなんとなく過ごしていた。
そんな時、学生時代からのダメ仲間大沢(堤下敦)、岡本(田中圭)、村田(遠藤要)、井上(駒木根隆介)のうち、井上が結婚するとの知らせが舞い込む。驚きと共に田中が思い出した“誰かが結婚する時、それぞれの彼女を連れていこう”というモテない男ならではの悲しい約束。「やばい…、これは早急に彼女を作らねば!」
そんな田中の前に、お隣に引越してきた加藤亜矢(佐々木希)が現れた!
「あんなのどうこうできるはずないだろ!」
激しくあふれ出す好意(と性欲)をおさえられない田中。果たしてXデー(ただの友達の結婚式)までに彼女を作ることができるのか!?