博多座が制作する時代劇版『101回目のプロポーズ〜百壱通目の恋文〜』の制作発表が、ウエディングアイランド マリゾン大聖堂にて行われた。

『101回目のプロポーズ』と言えば、トレンディードラマ全盛の頃においても、高視聴率をあげた大人気のテレビドラマ。おしゃれな恋愛がブームだった当時、敢えての「純愛ドラマ」に日本中が沸いた作品。あれから20年経った今、時代劇版として博多座に登場する。
もちろん主演は武田鉄矢&浅野温子。武田鉄矢はこれまにでも『母に捧げるバラード』などで博多座での公演を続けて来たが、今回は原作がテレビドラマだということもあり、ハードルの高いものだったという。しかし、あの作品はやはりこの二人でなくては成立しないだろうと、博多座の制作が浅野温子を口説き落とし今回の上演となる。
その博多座の制作の意気込みや強い決意なども含め、その経緯や作品への思いなどを語った。

『博多座さんとの作品作りでは「母に捧げるバラード」のような地元ネタで作ろうとやってきました。色々とアイディアを出し合っているうちに博多座さんから、101回目をやりませんか?と、しかも時代劇でということだったので、これはちょっと面白いなと思ってOKを出しました。しかしお相手役に浅野温子さんはダメでしょうから別の女優さんかなと思っていたら、なんと博多座さんがもう浅野さんからOKをもらってきてたんですね。僕はきっと浅野さんは引き受けてくださらないでしょうからと言ったところ、あの作品は、浅野・武田という二人が揃わないとひとつの物語になりませんとはっきり言われまして。博多座の制作に圧倒された感じではありました(笑)浅野さんの方からよいお返事をいただいて本当にうれしいですね。
テレビドラマをただ時代劇に直したものでなく、時代劇にしてさらに進化させ深みのある作品にしたいと思っています。「101回目のプロポーズ」は、身の程をわきまえずに幻のような女性に恋をしてしまった男が、どうやって女性に対して気持ちを整えていくのかというのも見どころのひとつなんです。最近、草食系の男子が増えて、男の子が女の子を追いかける力がなくなっているといいますが、実は男と女というのは、こういう風にして愛し愛されるものだという、そんなところまで描けたらなと。今年は龍の年なので、ぜひ博多座から難波や江戸の方に昇っていけたらと、そういう作品を浅野さんと一緒に作れればと思っています。』(武田鉄矢)

 


『最初にお話をいただいた時は、現代劇で舞台化だと聞いていたんです。20年も前の作品ですので、さすがに現代劇では無理かなと思っていたのですが、時代劇ということだったので、それなら大丈夫かな〜と思いまして(笑)、ぜひやらせていただきたいと思いました。やはり私も一番愛着のある作品ですし、この作品で武田さんの隣りにいるのは私でいたいなとも改めて思いました。でも強く思ったのは、まず一番はドラマの中で、観てくれているみなさんが何を求めていたのか。それを時代劇で舞台化した時に、その思いをきちんとすくえるのか、また映像のその時のモチベーションが、きちんと舞台化でみなさんに感じていただけるかと、実は不安でもあるんですけど、やらせていただくからには頑張りたいと思っていますし、博多のみなさんに、もう一度この作品に出会えてよかったと感じていただけるようにしたいですね。みなさんには純粋に舞台を楽しんでいただきたいと。博多座は初めてなんですけど、とにかく博多のみなさんにあたたかく見守っていただいて、そして1ヶ月間、博多の街を楽しみたいなと思っています。』(浅野温子)

また、気になるトラッックの前に飛び出すシーンについては
『僕が役は細川藩の下級武士、浅野さんは黒田藩から流れてきた剣術指南役の元奥様という設定がヒントです。歴史を少しひも解いていただいて、ぜひ楽しみにしていただければと思います。時代劇ですので立ち回りもございます。それも絶対不可能みたいな立ち回りをやりますので、そういった部分でも楽しんでいただきたいですね。』(武田鉄矢)

チャペルでの会見だということもあり、雰囲気もなごやかに行われた制作発表。武田鉄矢の復帰後舞台第一作となる本作は、見どころもたくさんありそう。

【博多座】
■ 3月2日(金)〜28日(水)

■ 原作/フジテレビ「101回目のプロポーズ」(脚本/野島伸司)
■ 脚本/鈴木哲也、マキノノゾミ ■ 演出/齋藤雅文
■ 出演/武田鉄矢、浅野温子
相島一之、篠田光亮、北川弘美、山崎銀之丞、江波杏子、他
■ 料金/A席13,000円 特B席10,000円 B席7,000円 C席4,000円(全席指定)
〈チケットぴあ Pコード〉414−020〈ローソンチケット Lコード〉89659
博多座電話予約 092−263−5555
※未就学児童入場不可