ラッパ屋/作・演出 鈴木聡インタビュー

どこか憎めない、でもすぐ隣りにいそうな、ちょっとおかしな大人たちの実態を、ウェルメイドなコメディーで「大人が楽しめる芝居づくり」を続けるラッパ屋。
今作は、3月の震災を機に改めて“ラッパ屋の大人”だったら、この大問題をどう乗り切ろうとするだろうと作り上げた新作「ハズバンズ&ワイブズ」。幾組かの夫婦の物語を中心に、今年の一大事を巡るいろいろな思いを描きながら、ラッパ屋らしい、愛おしい大人たちが織りなしていく、そんな作品になるようです。そこで、本作について主宰であり作・演出を手掛ける鈴木聡氏にインタビュー。

作・演出 鈴木聡

■劇団公演中に震災があったことにより、改めて「ラッパ屋」の芝居を考えたとのことですが、この作品で鈴木さんが描きたかったものとはどんなことですか?

震災によって、東京に住む僕らの心がどう動いたか。ラッパ屋らしく、普通の人々の視点で描きたいと思いました。

■新作「ハズバンズ&ワイブズ」の見どころは?

震災という体験を通して浮かび上がる、夫婦のこと、幸せのこと、未来のこと・・。いろいろなことを考えながら楽しんでいただけると思います。
ラッパ屋ならではの、俳優陣のアンサンブルの良さもご注目。

■鈴木さんの作品に出てくる大人たちは、いつもダメなんだけど憎めないキュートな大人が描かれているように感じます。どのような視点で人間観察をされるのですか?

一口に「普通の人々」と言っても、一人一人は、ほんと個性的で面白い。出会う人とのコミュニケーションを楽しみ、いろんな話を聞くことですね。自分自身のダメぶりも、とことん観察します。

■改めて、鈴木さんの考える大人であることの楽しさや面白さってなんでしょう?

かっこつけることが減って、ぶっちゃけ度が高まることでしょうか。腰が痛い、とか、物忘れがひどくなった、とか、弱音を吐き合えるとこもいいです。

■今回から中劇場での公演ですが、舞台が大きくなることでこれまでとは違った演出プランなどがありますか?

たぶん、ないと思います。いつも通りのラッパ屋で。

■福岡のファンへメッセージをお願いします。

震災と、その後の出来事を体験して、東京に住む僕らが感じたこと、考えたこと。北九州の皆さんにどう受け止めていただけるか楽しみにしています。
ぜひ観にきてください!

 

【北九州芸術劇場/中劇場】
■ 11月 26日(土)13:00
■ 作・演出/鈴木聡
■ 出演/福本伸一、おかやまはじめ、木村靖司、俵木藤汰
三鴨絵里子、弘中麻紀、大草理乙子、ともさと衣(客演)
岩本淳、中野順一朗、浦川拓海
宇納佑、熊川隆一、武藤直樹
■ 料金/4,000円(全席指定)※当日500円増 ※未就学児童入場不可
北九州芸術劇場プレイガイド
〈チケットぴあ Pコード〉410-748 〈ローソンチケット Lコード〉86754