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黒川博行の第151回直木賞受賞作「破門」を佐々木蔵之介と横山裕(関ジャニ∞)のダブル主演で映画化した『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。新春の舞台挨拶に主演の佐々木蔵之介、横山裕、小林聖太郞監督が登場!オール関西弁で撮影された本作について、見どころや撮影秘話などを語った。

◆ようこそ、福岡へ。横山さんは新年早々、ヤフオク!ドームでのコンサート、お疲れさまでした!

横山裕
そうでしたか。そこにいたの僕でしたか?(笑)

佐々木蔵之介
年末からずっと働いてはるでしょ。忙しいから!(笑)

◆この映画が製作されるきっかけは、佐々木さんとプロデューサーが原作について話をされたことが発端だと聞いていますが、原作のどのようなところに魅力を感じられたのですか?

佐々木
この「破門」という小説は直木賞受賞作なんです。黒川さんのこのシリーズは、僕ら関西弁を喋る役者にとって、珠玉の台詞がたくさんあって、小説なんですけど、つい音読してしま、つい声に出して読んでしまうくらい、本当に上等な、よく練られた関西弁なんです。僕の役は、狂犬のような役ですが、これがやれたらいいなとプロデューサーに話をしました。

◆横山さんはグループを離れての単独映画主演というのは、今回初めてなんですね?二宮役のオファーを受けた時の気持ちは?

横山
そうなのですが、実感がないんですよ。今回は蔵之介さんもいらっしゃいますし、大先輩がたくさんいらっしゃったので、胸を借りるつもりで挑まさせて頂きました。小説の「破門」を読んだ時、この世界観に自分が入れるんやなと思ったのと、大阪人で良かったなと本当に思いました。蔵之介さんがおっしゃっていたように、音読したくなるというのはよく解ります。読んでいてもテンポの良さを感じますし、すごい作品に出させていただけるなと感じました。

◆小林監督は、お二人とは初めてだそうですが、演出の面でこだわった点や苦労された点があれば教えてください。

小林聖太郞
一番最初に本読みと言って、お芝居をするのではなく、机に座って台本を最初から最後まで読んでみましょう、というのがあるんですけど、その時からお二人の歯車がピタッと合って、スイッチがパチンと入ったのが、すごくいいなと思う反面、それで2時間ずっとやると、ちょっと仲が良すぎないか?と思ったので、そこを敢えて歯車がかみ合わない所から始めましょうという話をしましたね。シーン毎に二人の距離感を細やかにみんなで相談しながら作りましたね。

◆映画は段々、いいコンビになっていく、というストーリーなのですが、実際は最初からいいコンビだったんですか?

小林
これって運動神経だと思うんですけど、会話のやり取りや芝居の反応がお二人ともとてもテンポがいいので、最初からだと物語に抑揚が生まれないんです。観ている方も飽きてきてしまうので、そういうことも踏まえて、押し引きを考えながら撮影をしていました。

◆お二人はいかがですか?

佐々木
やっぱり、僕たちはネイティブランゲージが関西弁なので、普通に掛け合いになって、芝居がどんどん進んでいってしまうんです。それはそれでおもしろいんですけど、二人の違和感みたいなものを作るには、仲良くならないようにしなあかんなとは思っていました。

横山
仰るとおりです。(笑)

◆この作品の大きな特徴は全編関西弁ですが、監督も原作者も出演者もほぼ関西と縁のある方が参加されていますが、撮影現場はやはり賑やかな感じだったのでしょうか?

横山
やっぱり関西弁は飛び交っていましたね。関西=賑やかというイメージがあるんですね(笑)。

小林
暗〜い関西人も実はいるんですけど、目立たないんですよね(笑)。スタッフさんは関西人の割合はそんなに高くなかったんですけど、そういう関西人の空気は現場にあったかもしれないですね。

横山
監督が関西なので、スタッフさんも関西というイメージが強いのかもしれないですね。

小林
いっしょにいると関西人じゃなくても関西弁につられるということはありましたね。「ほんまに?」って聞くとつい「ほんまです」って返してしまうみたいな。

佐々木
関西弁って、芸人さんがいて関西弁で喋るからね。全国的にも認知度が高いのはありますね。

◆ちなみに博多弁は?好きな博多弁はありますか?

横山
ないです(笑)。パッと出てこないですよ。

佐々木
ないですって(笑)。なんか言ったらええやん。好いとおよ、くらいは。

横山
好いとおよってホントに言うんですか?

(会場に聞くも、1名しかいない)

小林
でも関西でも「好っきやねん!」とは言わないもんね(笑)

横山
僕はそんな曲を歌ってますけどね。だから言わないって言うのはダメなんですよ(笑)

小林
普段が使わないってことなんですね。でも大阪らしさ、というとそういうのが上げられますから博多も同じですよね。

◆関西弁の中でも地域によって違ったりするんですか?

小林
いっぱいありますよ。この映画に出演しているのはほぼ関西人ですけど、この大阪弁は変だという人はいっぱいいると思います。みんなそれぞれに自分の中の関西弁がありますから。家ごと、人ごとに違いますから、何万通りあるんです。

◆映画の中で好きだった台詞はありますか?

小林
「性根がないんですわ」という台詞は現代の大阪で、30代の二宮が言うには、ホント言うと自然ではないんですが、これを今どきな台詞にするにはもったいないと思って残した台詞ですね。

佐々木
その台詞は僕も大好きですね。「性根もないのに、金くれ」っていうんですよね。

小林
大阪弁として、そういう言葉はいいなと思って残しましたので、どこでその台詞を言っているかを気にして観ていただけたらと思います。

横山
クライマックスの方だと思うんですけど…好きな台詞があるんです。

佐々木
そこは言わん方がいいやろ(笑)。

小林
じゃあ、クライマックスの車の中で言う台詞ってことで(笑)。観たらわかると思います。

◆こうやって福岡で新年早々に舞台挨拶というのも、あまりない機会ですが、これだけ集まってくださったみなさんを見ていかがですか?

佐々木
でも横山くんはすでにコンサートで10万人には会ってるんですから。

横山
きっと僕と同じスケジュールの方が会場にもいらっしゃると思いますよ(笑)この会場に男性の方も来てくださっているというのは、うれしいですし、色んな方に楽しんでいただきたいですね。でも本当は観終わった後の感想が一番気になるんですけどね(笑)。

佐々木
ほんまは僕らもいっしょに観たいんですよ。どんな感じで観てくれはるのか知りたいですね。

◆最後に一言ずつお願いします。

小林
これを撮影していたのは一昨年の年末で、企画から言うと3年くらいかけてみんなで心を込めて作った作品です。映画はお客さんに観て頂いて初めて完成すると思いますので、みなさんの手でこの映画を完成させてください。よろしくお願いします!

横山
この作品はちょうど一年くらい前に撮影をしていて、思い返すと贅沢な時間を過ごさせて頂いたなと思いますし、ちょうど撮影中に、僕の後輩の濵田(ジャニーズWEST濵田崇裕)が初日にものもらいを作って来て、「大事な日になにしてんねん!」と冗談で言ったんですけど、実は今日僕がものもらいを作って来ているという状態なんです(笑)。よーく見ないとわからないんですけど。これは濵ちゃんの怨念やと思っているんです。監督もおっしゃいましたけど、この映画はみなさんで育てていただきたいなと思いますので、色んな方にすすめて頂ければと思います。ぜひ映画『破門』を育ててください。よろしくお願いします。

佐々木
この作品は、みんなで心を込めて、丁寧に大事に作りました。手放しで楽しんでください。そしてみなさんがこの映画の応援団になってくださればと思っております。関ジャニ∞含め『破門』をよろしくお願いいたします。

横山
たまに蔵之介さんと二人で(映画の宣伝で)自己紹介をする時に、ボケて関ジャニ∞の佐々木ですって言うときがあるんですけど、すごい焦るんですよ(笑)

佐々木
佐々木です。そして関ジャニ∞の、って横山くんにふってたんですけどね(笑)

横山
それを一回間違えて関ジャニ∞の佐々木ですって言ったんですよ(笑)

佐々木
なので、これを新年の挨拶とさせていただきましょう(笑)。本当にありがとうございました!

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「破門 ふたりのヤクビョーガミ』
1/28(土)より福岡中洲大洋、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13、TOHOシネマズ天神ほかにて全国ロードショー

【監督】小林聖太郎
【原作】黒川博行 「破門」(角川文庫刊)
【出演】佐々木蔵之介、横山裕、北川景子、濵田崇裕(ジャニーズWEST)、矢本悠馬、橋本マナミ、中村ゆり、木下ほうか、キムラ緑子、宇崎竜童/國村隼、橋爪功

http://hamon-movie.jp/

Ⓒ2017「破門ふたりのヤクビョーガミ」製作委員会