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『ピンクとグレー』舞台挨拶ツアー3カ所目の福岡に、監督・行定勲&中島裕翔が登場!

CINEMA

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1月9日(土)に公開し、大ヒット上映中の『ピンクとグレー』。全国12カ所をまわる舞台挨拶ツアーの3カ所目の地、福岡に監督・行定勲、映画初出演にして初主演の中島裕翔が登場!
原作は、2012年に発表された加藤シゲアキさんの小説デビュー作。芸能界の嘘とリアルを描いた問題作は、瞬く間に話題作となり、現在は累計33万部を突破。脚本家に蓬莱竜太を迎え、この原作を大きくアレンジして、映画化。これまでにない表現を用い、衝撃的な展開を見せた。主演は中島裕翔、共演に名だたる作品に名を連ねる菅田将暉、夏帆、柳楽優弥ら、若手実力派が揃った。

◆「62分後の衝撃」とありますが、まさに衝撃作でした。脚本を読まれて中島さんはどんな感想を持ちましたか?
中島
小説を読んだ後に脚本を読んだんです。脚本のト書きにも「62分後の衝撃」と書かれていたんですよ。でもあまり想像できなくて、これがどうなるんだろう?と思っていたんです。撮影中、行定監督から説明をしていただいていたのですが、まさかこんな風になっているとは!?とただただ驚くばかりでした。
◆監督はどういう意図で演出をされたのですか?
行定
原作の加藤(シゲアキ)くんの小説が、どちらかというと映画っぽいんですよ。時間を行き来させて時勢をずらす表現は、実は映画特有のものなんです。それをそのままなぞると、小説でいいでしょという感じになる。そうではなく、加藤くんが本来書こうとしていた物語の奥底というか、行間を観たいと思った時に、この構造を思いついたんです。意外とこれまでの映画史の中でもやっていない手法なんですね。でも思いついてしまったので、だったらやってみようと。
◆中島さんは映画初出演で初主演ですが、映画の世界はいかがでしたか?
中島
初出演でいきなり行定監督の作品で緊張しましたね。やはりドラマの撮影とは違っていましたし。行定さんの撮り方は、テイクを重ねて、その中からベストなものを選ばれるんです。同じ芝居を何度も挑戦できるのは楽しいし、自分にとっては新しい世界でしたね。
◆中島さんの初めての印象はいかがでしたか?
行定
僕のやり方は、お芝居を決めて繰り返し何度もやるので、中島くんのように「何度も挑戦できて楽しい」と思える俳優さんもいますし、反対にそれが苦痛だって言う俳優さんもいるんですよ。どうして何度も撮るかというと、色んなパターンを観たいんです。だから少しずつ芝居を変えてもらったりしていますね。中島くんは、自分の中で挑戦できると思っているから、毎回菅田将暉くんと二人で違う芝居をしてくれるんですよ。それは、観ているこちらも面白いんですよね。生き生きとしているし、楽しんでやっている。そういうところは映画向きですね。映画でも若手俳優はたくさん出てきていますけど、ポテンシャルの高い俳優さんの一人です。だからこれからも、どんどんやっていって欲しいですね。
◆監督だけが知っている、中島さんの裏の顔は?
行定
こうやって笑っているけど、時々冷たい目をしたりするんですよね(笑)
中島
(笑)確かに、急にスイッチが切れる瞬間がありますね。
行定
でもそこに、役者の何かをみますね。アイドルってね、スゴいんですよ。PVのシーンを撮影していた時に、曲に合わせて踊ったり歌ったりして欲しいと言ったら、カメラに対するアイコンタクトがすぐ出来る。そして一発OKなんですよ。そういう時の切り替えの早さや振り切り方が、アイドルってスゴいんだなって思いました。柳楽(優弥)くんにも同じ事をやってもらったんですけど出来ない(笑)
中島
どうすればいい?って聞いて来られました(笑)僕、振り付け師みたいになってましたよ。
◆注目して欲しいシーンは?
中島
先ほど言っていた、PVのシーンですかね。ギターや色んな事に挑戦させていただいているので、あの部分は言ってしまえば土俵が違うというか、いつものHey! Say! JUMPでのPV撮影の時は、すでに出来上がっているプランのものをHey! Say! JUMPとしてやるので、いつもは出来ないことをやらせていただいていますし、あのシーンはいろんな意味で苦労したなという思いがあるので、観て頂きたいですね。
行定
僕は、中島裕翔演じる男がね、インタビューを受けるシーンがあるんです。映画ではほとんど出ないですが、菅田くんと夏帆ちゃんも喋っているんです。そのシーンは、役としてインタビューを受けてもらっているので台詞もアドリブなんですよ。自分の立場とか、役の関係性を理解していないとできないシーンなんですね。もちろん、こんな感じのことを言ってください、とはお願いしているんですけど。それをできる人たちが揃っているところが、この映画の厚みにもなっていると思います。だからキャスティングは相当うまくいったなと思っていますね。あのシーンは素晴らしかったですね。
◆これから観るみなさんに一言お願いします。
中島
若い精鋭たちのエネルギッシュな映画になっていると思います。グループにいる時の僕とは違う姿を観ていただけると思います。そして、みなさんも自分の人生の中で共感できる部分がきっと見つかると思います。そこを探して頂きながら、何度でもみていただければと思います。
行定
実は、男性が観ると色んなところに刺さる部分があると思うんです。若い人だけじゃなく、僕らの世代が観ても、自分の青春時代を思い出したりもするんです。それと同じように、女性も男性の痛みを知ることができる映画になっていると思います。生きるとか死ぬとか、この映画を観て色んな思うことがあると思うんです。最後には、これから自分がどこに向かって生きていくのか、そんなことも想像してもらえる映画になっていると思うので、色んな方に観ていただけたらと思います。

 

 

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【STORY】
俳優・白木蓮吾(中島裕翔)が、突然、死んだ。第一発見者は幼い頃からの親友・河田大貴(菅田将暉)。
蓮吾に何が起きたのか?動揺する大貴は、6通の遺書を手にする。
遺書に導かれ、蓮吾の短い人生を綴った伝記を発表した大貴は、一躍時の人となり、憧れていたスターの地位を手に入れる。
初めてのキャッチボール、バンドを組んで歌った学園祭、幼馴染のサリー(夏帆)をとりあった初恋……。
輝かしい青春の思い出と、蓮吾を失った喪失感にもがきながらも、
その死によって与えられた偽りの名声に苦しむ大貴は、次第に自分を見失っていく。
なぜ、蓮吾は死を選んだのか?蓮吾の影を追い続ける大貴がたどり着いた“蓮吾の死の真実”とは……。

幕開けから62分後、“世界が変わる仕掛け”で、もうひとつの物語が生まれる。

 

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TOHOシネマズ天神、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13ほかにて公開中

監督:行定勲 脚本:蓬莱竜太・行定勲
原作:加藤シゲアキ「ピンクとグレー」(角川文庫)
出演:中島裕翔 菅田将暉 夏帆 岸井ゆきの 宮崎美子/柳楽優弥

http://pinktogray.com/

©2016「ピンクとグレー」製作委員会

【 PRESENT 】
P&Gオリジナルグッズ

【オリジナル台本型ノート プレゼント】

★応募方法

ご応募はこちらから↓

http://goo.gl/forms/CCTEU8wo2V
【応募締切】1月25日(金)

 

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