松たか子、15年ぶりの福岡キャンペーン 大ヒットを記念して、感謝の舞台挨拶!

約15年ぶりに福岡の舞台挨拶に登壇!
日本のドラマ・映画界を牽引する脚本家・坂元裕二と、数々の大ヒットドラマの演出や映画監督を務めた塚原あゆ子監督が初タッグを組んだ『ファーストキス 1ST KISS』2月7日(金)に公開し、今もなおSNSや口コミで話題をよび観客動員数を伸ばし続けている。
本作で、2024年の現在から“15年前”の2009年にタイムトラベルし、亡き夫に再び恋をする主人公・硯カンナを演じた松たか子が約15年ぶりとなる福岡の舞台挨拶に登場!
松たか子が舞台に登場すると会場から大きな歓声が上がった。
「キャンペーンで実際に各地に伺うのはなかなかできなかった ので、今回思いかけず実現できてとても嬉しいです」と挨拶し福岡には一昨年に博多座でおこなわれた舞台以来だといい「私の母が博多出身で、自分にもどこかに博多の血が流れているなとずっと感じながら育ってきました。一昨年の博多座公演の休演日に、博多座から電車に乗って、母が生まれ育った西公園の近くをぶらぶらしました。大濠公園や美術館がすごく素敵で、とってもいい休演日を一人で過ごした思い出があります」と語り「福岡は道も解放感があって気持ちがいいし、母が育ったんだという安心感があります。たまにお邪魔するとすごくほっとする感覚があります」と福岡への思いを語った。
また、公開から 24 日間で観客動員数117万人、興行収入16.7 億円を突破し、公開4週目にして再び週末観客動員数 No.1 に返り咲いた(※2月28日〜3月2日興行通信社調べ)ことに対して
「劇場に足を運んでくださるお客様やスタッフの皆さまの情熱のおかげです。演じた側としては、これ以上の幸せはないです」と語り「知人で私より年上のご夫婦で観に行ってくださり、旦那さんがご病気を乗り越えられるなど日々戦っていらっしゃる仲良しなご夫婦なのですが、『帰りに手をつないで帰りました』というメッセージを送っていただきました。映画を観てそんなふうに豊かに感じていただいたことが、素直に嬉しかったし、私も幸せな気持ちになりました。」と周囲からも素敵な感想が来たことを報告。
現在公式 SNS で開催されている 「#解像度があがる映画ファーストキスのはなし」では、劇中の考察や気づいたことの投稿で盛り上がっていることに対して「私自身が演じていて面白かったのは、劇中で演じたカンナがあの手この手でおしゃれをしたり、お化粧をしたりするのですが、最後にチャペルのシーンでは一番何でもない格好をしていることです。ヨレヨレのシャツとジーパンで、ここぞというときに彼女の努力は報われない、というのがとても愉快な女性だなと思いました。カンナの努力と現実の報われ度のズレも、またご覧になる機会がありましたら、楽しんでいただけたらと思います。」
初めてのティーチインで観客からの質問に・・・
今回はお客様からの質問に答えるティーチインを開催。ティーチインをするのは今回が初だという松たか子。
会場には2回以上リピートした方が半分以上、中には5回以上観たという方も。司会の「質問のある方!」の呼びかけに、数十人が一斉に挙手!
Q1「松さんご自身とカンナの共通点は?」
松たか子「落ち着いているようで落ち着きがないところかもしれないですね。それが似てるっていうとカンナさんに失礼かもしれないですけど(笑)。私は理解できないという役はあまりないです。この人がこういう行動をするのはどんな理由かなと 考えたり、なるべく役に寄り添いたいと思って演じています。」
Q2「私は『もう一回!』のシーンが好きですが、松さんが演じていて心に残ったシーンがあれば教えてください」
松たか子「『もう一回!』のシーンは、正直こんなに盛り上がってくださると思っていなかったです(笑)。私自身はカンナと駈が2人でホテルのロビーで『15年後の世界はどうなってる?』という問いかけから、『人は何を観ても聞いてもやばいしか言わなくなってる、やばいやばい、』と言いながら2人で歩いていくシーンが好きです。もうお別れが分かっている2人が、無邪気にやばいと言い合える時間がすごく楽しくて、2人が何かを受け止めたんだということを感じられたのが印象に残っています。」
Q3「劇中ではかき氷が食べられなかったと思いますが、パンフレットにはかき氷を食べてるシーンがあって、もしかするとそういう世界線がタイムトラベルした先にあったのかなと思いました。舞台裏を教えてください」
松たか子「素敵ですね。 それでいきたいですが、あれはある意味別の世界線ですね。撮影が終わって『松たか子と松村北斗がかき氷を食べた』という写真でございます。別の世界線ということになるかと思います(笑) 。でも、そう思っていただけるような方が映画をご覧くださっていることが、こうやって福岡キャンペーンも決まった理由なんだなと思いました。全部知るとがっかりしないか心配ですが、そういう風に想像力を使うといくらでも楽しめる作品ですし、パンフレットもとても素敵なので、もしお買い求めいただけたら嬉しいです。写っているものだけじゃない何かを想像してもらえているなら、すごく嬉しい感想です。」
最後に、松たか子から「公開から一か月がたとうとしている中、こういう機会を作っていただけて幸せです。切ない話かもしれませんが、私は幸福な話だと受け止めています。夫婦2人の話のようで、周りを取り囲む人たちにもそれぞれ別次元の世界線があって、そうやって広げていくと観た方それぞれのお話になっていくんじゃないかなと思うようなお話です。お時間が許せばまた足を運んでいただけると嬉しいですし、この人に見てほしいという方がいたら、その人に声をかけてみてください。」
舞台挨拶後には「実際に足を運んでみなさんの声を聞くと、すごく実感がわきました。みなさん温かく、楽しんでくださったのかなと思います。素敵な質問や感想を持ってくださっていて、こっちも勉強になった時間でした。」と舞台を後にした。
大ヒット公開中『ファーストキス 1ST KISS』
【監督】塚原あゆ子
【脚本】坂元裕二
【キャスト】松たか子、松村北斗、吉岡里帆、森七菜、YOU、竹原ピストル、松田大輔、和田雅成、鈴木慶一、神野三鈴、リリー・フランキー
【公開劇場】TOHOシネマズ天神・ソラリア館、TOHOシネマズ ららぽーと福岡、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ福岡ももち ほか
Ⓒ2025「1ST KISS」製作委員会