約5年ぶりの北九州でライブを開催!CHEMISTRY 『DIRECT』インタビュー
前回のツアー『BEGINS』で、2026年の25周年に向けた新たな扉を開いた二人が、タイトル通りCHEMISTRYの今の姿を真っ直ぐに届けてくれるという。取材当日は、二日間で約5万人を動員した「中洲JAZZ」にスペシャルゲストとして登場し、その歌声で観客の心を奪った二人が、10月4日(金)に約5年ぶりとなる北九州でのライブ『DIRECT』を開催する。新たにした思いやお二人の今について、ダイレクトに語ってくれた。
今回、中洲ジャズに急遽出演されることになってとても驚いています。
堂珍嘉邦:(以下:堂珍)実は一昨年に出演する予定だったんですが台風で中止になってしまって。今回はリベンジライブでとても楽しみです!
私はガッツリ「ASAYAN」を観ていたので、一緒に大人になった気持ちでいます。とても親近感がわくというか。なのでコンサートも楽しみなのですが10月4日(金)北九州ソレイユホールで開催されることを楽しみにしています。今回のツアー『DIRECT』は今年2本目のツアーですね。
川畑要(以下:川畑):今年1月から『BEGINS』というタイトルで2024年の始まりとして15か所ライブを行いました。ホールツアーも久しぶりだったんです。結果的に2024年はライブ三昧の年になりましたね。
『BEGINS』は2026年の25周年を迎えるにあたり、新たなCHEMISTRYに向かって進む第一歩のようなツアーだったようですが、今回の『DIRECT』はどんなツアーになりそうですか?
川畑:ホールツアーを今年久しぶりにやってみて、これまでに行ったことがない場所にも行ってみたいという話も出ていたので、今回のツアーはタイトル通り『DIRECT』に僕達の歌を届けたい思いもありました。もちろん、これまでに行ったことのある場所もありますが、少しでも多くの人達に直接僕らの音楽を伝えられたらいいなという、とてもシンプルな気持ちです。
堂珍:2024年のスタートである『BEGINS』はとても新鮮な気持ちで挑んでいました。2026年にはデビュー25周年を迎えることもあって、そこに向かってまた一歩ずつ進んでいくという意味を込めた内容にもなったんじゃないかなと思います。そして、そのツアー中に、これまでに行ったことのない場所でライブを行うというのが今我々にとっても意味があることなんじゃないかなと感じたりもして。新たな場所に僕らが直接歌を届けに行くというコンセプトのツアーという意味も込めて次のツアーは『DIRECT』にしようと決めました。
『やはりファンにとっては、大好きなアーティストが自分の町に来てくれるのはすごくうれしいことですよね。近くに来てくれるというだけで楽しいし、コンサートに行きたくても行けなかったファンもいたと思うので、たくさんの新しい出会いを期待してしまいますね。
その『DIRECT』ツアーですが、どんなコンサートにしたいと考えていますか?
川畑:コンサートは、僕らの代表曲を織り交ぜながら構成しようとは考えています。でもこれまで出してきたアルバムの中からもあまりやったことがなかった楽曲やアレンジをして違う方向からのアプローチをしてみたいとも考えています。昨年からバンドメンバーも変わったりして。バンドが変わったことで、みんな新しい解釈で演奏に挑んでくれたりして面白い試みができたんじゃないかなと。チームとしての団結も生まれてライブならではの楽しさをちゃんと届けたいと思っています。
バンドのメンバーが変わることで、ライブの雰囲気が変わることがあるんですか?
川畑:その人の色というものがあると思うんです。僕らの歌もそうですが、声色がそれぞれに違う。演奏も同じで、その人のクセやアクセントのような色があるので、曲に対するアプローチの仕方も違いますし。そういうたくさんのことが重なって相乗効果を生み出してくれるので、これまでにはなかった僕らの姿を見せることもできると思っています。
20年以上いっしょに続けてこられて、お二人のハーモニーにはどんな変化がありましたか?
堂珍: 2人で声を出した時の自分なりの気持ちよさっていうものがあるんですが、敢えてアプローチを変えることでまた違った気持ちよさも出てくるんじゃないかなって思ったりして。そうするとこれまで歌ってきた曲も、もっと聴く人を感動させることができるんじゃないかと思って日々模索しながら挑んでます。年を重ねていくこともそうですし、 歌以外のことでもそうですし、やはり自分の経験値が歌にも入ってくるので、その経験値をうまく歌に反映してみたいなと。違った場所に行けばまた違う空気感がある。 その時、その場所でしか感じられないものをちゃんと感じて、その感情をきちんと歌に心を込めたいなと思っていますし、僕は自分を信じてそこに全部身を任せて、自然に歌っていたいと思います。
オーディションから20年以上続いているアーティストも考えてみてもいない気がするのですが、長く続けられていられる理由はどんなところにあると思われますか?
川畑:僕は、アーティストとしての自分を一番に置かないことですね。デビューした頃は右も左もわからないので歌ってライブして取材を受けてという感じでした。これを10年くらい続けて立ち止まった時に、それをするだけの人生を過ごすためにオーディションに行ったわけではなかったなと。音楽が好きで好きなことをやる。僕は最終的に歌うことを趣味にしたいので、こうでなくてはならないという自分が一番疲れるし、そのマインドでは保たないと思います。20年以上やってきたからこそ、割り切れる。オンとオフの切り替えもする。だから歌手としての活動も楽しめていると思います。何かに偏りすぎると良くないなと。
堂珍:失敗したとか上手くいった、次はこうやってみようとか常に考えたり。その繰り返しを今もずっとやっていますが、同じものはひとつもないと思えることが、長く続けていられるのかなと思います。
これはファンの方も気になるかなと思う質問ですが、今、“推し活”ブームですが、おふたりの“推し”はありますか?
川畑:人じゃないでけど…「ボニーク」(低音調理器)です。「ボニーク」が推しですね。普段の弁当も自分で作って持って行くくらい、夢中です(笑)。食材もスーパーに行って素材を吟味して購入しますし、、、質問の答えに合ってますか?(笑)
堂珍:僕は調味料が推しですね。特に塩。家に何種類もの塩があるんですが、それぞれに使う料理が違うんです。最近は出汁にも興味があるので、できるだけ無添加のものを使っています。
最後に、5年ぶりとなる北九州でのコンサートですが、お二人からメッセージをお願いします。
川畑:やはりライブでしか伝わらないことがあるので、ぜひ僕らの歌声を生で聴いていただけたらと思います。まさに今回のツアータイトルのようにDIRECTに歌を聴いてほしいなと思っています。会場でお待ちしています。
堂珍:ダイレクトに僕たちの歌を伝えにきます。みなさんの思い出に残るようなライブにしようと思っていますので、ぜひ一緒に楽しみましょう。
CEMISTRY ホールツアー2024 「DIRECT」
【北九州ソレイユホール・大ホール】 チケット発売中
【日時】10月04日(金) 開場:18:00 開演:19:00
【料金】全席指定:8,900円(税込)※残券がある場合当日9,400円(税込)
【問い合わせ】北九州ソレイユホール(旧九州厚生年金会館)
〒803-0814 福岡県北九州市小倉北区大手町12-3 TEL:093-592-5405 FAX:093-592-5406
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