シアタービューフクオカのコラムで誌上最長連載を誇るヨーロッパ企画・永野宗典氏。
ゲストを迎えての対談形式コラム。
webでもダブル掲載!本誌と併せてお楽しみください!


限られた字数制限の中、所狭しとお送りするショートショート対談。今回のお相手は、テーマ曲制作などでお世話になっているwaka*さんと!


今回のゲスト: waka*
京都出身。ピアノプレイヤー・作曲家・ピアノ脱力法メソッド®︎公認トレーナー・さとう式シューマイスター。CM、ドラマ、ショートムービー等の制作を行う他、ピアノプレイヤーとしてライブやレコーディングに参加。 Twitter @pfwaka

永野(以下 ) 最初のお仕事は、4年目に突入したNHKの趣味の園芸「京も一日陽だまり屋」のテーマ曲制作ですかね?
waka*(以下、w) いや、ラジオドラマの音楽です。そのあとUR団地のドラマがありました。
そうでした! 最近では僕の監督作のアニメーションの音楽を作っていただきました。20世紀フォックスのテーマ曲のパロディを、それとわかるように、でも下手くそに、しかもクスっと笑える感じで弾いてほしいっていう(汗)。オーダーしながらプロに頼む仕事内容じゃないぞと思って、ヒヤヒヤしてました。僕でも、すっごく感動したんです。手袋つけて弾いて、下手に弾く工夫をしてくださって。
w どうしたら子供が弾いてるように演奏できるかな?と考えた結果です。
あと、著作権のことまで対策をしてくれたり。仕事の丁寧さに驚きました!
w 著作権、最近厳しいですから。著作権に詳しい方と繋がりがあったので、そこはいつも意識していたのかもしれません。
お仕事ご一緒してからずいぶん経ってますが、お会いしたのは数回。ほとんどメールでのやりとりだけで曲の微調整を…。他のお仕事でも、会わずに納品ってのはあることなんですか?
w はい。ニューヨークと日本だったので。時差ありで(笑)。
この対談、福岡で読んでくださってる方が多いんですけど、福岡からお仕事の依頼があっても対応できるってことですかね?
w もちろん大丈夫です! Twitterのメッセージがいちばん早いかもしれません。
ピアノ曲の依頼を僕は主にしてますけど、ほかにも対応してくださってるんですか?
w 自分で演奏するとピアノメインになりますが、リアルな話、予算次第でもありますが、演奏は色んな奏者の方にお願いしたりもできるので、何とかします。
以前、琴とかも入れていただきましたもんね。
w 結構、ダメ元でも演奏をお願いしてみたりもするので。弦楽器の方々に依頼したこともあります。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスですね。何回か録音を重ねて複数人いるようにしたりするんです。
へー! オーケストラチックな仕上がりになるんだ!
w 今はかなり本物に近い音質のいいソフトもあるのですが、人間の演奏するぬくもりのようなものはソフトではどうしてもできないと思っているので。生楽器で録れるなら録るという思いがあります。
いつから音楽をやられてるんですか?
w 3歳の時からヤマハ音楽教室へ通ったのが最初ですね。いわゆる習い事ですね。母がもともとピアノをやりたくても習えなかったことと、父が音楽好きだったからかなと思ったりします。
夢中になったきっかけとかあります?
w 私が夢中になったのは曲作りだったんです。
いつくらいから曲作るようになったんです?
w 小学校1年生から課題として作るようになりました。趣味の園芸のテーマ音楽は、その時の曲がモチーフになりました。わりとパっと作っちゃった気がします。今思えば、未来からのメッセージだったのかも(笑)。
いつくらいからお仕事として続けていこうと思われたんですか?
w どんな形でも曲は作っていこうと思っていたので、ある意味、小学校の頃から決めてたかもしれません(笑)。物心がちゃんとついてからだと20歳前後ですね。
将来、こんなお仕事がしてみたいとか、展望はありますか?
w オーケストラの方とお仕事がしてみたいです! オーケストラの演奏を聴きに行くのも好きで、自分の曲を演奏してもらえたら嬉しいなと思います。あと作家をやっている妹とのお仕事というところで、映画音楽をやりたいです。
最後に、これずっと聞きたかったんですが、waka*さんの「*」はなにか由来があるんですか?
w 聞かれると思ってました(笑)。飾りというか、wakaだけだったら他にもいらっしゃったので。
あ、そういうこと!? ピアス的な。
w 本当にそういうことです!(笑) お花的な。

●永野宗典(ながの むねのり)/’78年生まれ、宮崎県出身。’98年、上田誠らと共にヨーロッパ企画の旗揚げに参加。以降、全作品に出演。

◎シアタービューフクオカ vol.78掲載(2019.4発行)