中村勘三郎が魅せる男の生き様!粋でいなせな鳶たちと豪快な力士たちの華々しい喧嘩を描く傑作!

11/25(土)から公開のシネマ歌舞伎は、中村勘三郎の『め組の喧嘩』。江戸時代に実際に起こった乱闘事件を題材に、粋で威勢が良く、人情に厚い江戸っ子たちの生き様を鮮やかに描く江戸世話物の名作が、シネマ歌舞伎に初登場!平成24年5月の浅草「平成中村座」で勘三郎が挑んだのは初役となる“め組辰五郎”。まさに江戸の粋を絵に描いたかのような男の生き様を体現しました。「火事と喧嘩は江戸の華!」という言葉のように、舞台のエネルギーと客席の興奮が一体となった芝居小屋が大スクリーンに蘇ります。「喧嘩だ、喧嘩だ、お祭りだ!」心が晴れ渡るような江戸の粋と活気を、まるで江戸時代にタイムトリップしたかのような臨場感を楽しめます。

《初心者でも分かりやすい!シネマ歌舞伎【め組の喧嘩】解説付き上映会》開催!

歌舞伎の公演中に「中村屋!」などと声を掛ける大向うさん。今回は、その大向うさんに『め組の喧嘩』の上映前に見どころや演目の解説などを行っていただき、その後『め組の喧嘩』を鑑賞します。
講師を務めるのは、博多座を中心に活動している大向うの会「飛梅会」の会長、足立憲彦氏。年間100本以上の歌舞伎作品を鑑賞される歌舞伎鑑賞のエキスパートです。

◎日時:11月30日(木) 開演13:00 終演16:00 (予定)
◎場所:中洲大洋(全席自由席)TEL.092-291-4058
(HP)https://www.nakasu-taiyo.co.jp/
◎講師:足立憲彦氏(歌舞伎大向 飛梅会会長)
博多座を中心に活動している大向うの会「飛梅会」を結成。会長を務める。年間100回以上歌舞伎を鑑賞。カルチャーセンター・公民館等の講師としても活躍中。
◎料金:一般 2100円 学生・小人 1500円(前売券利用可)

【PRESENT】
シアタービューフクオカwebをご覧の方に、歌舞伎好きになって欲しい「歌舞伎観劇手帖」を5名様にプレゼントいたします。シネマ歌舞伎はもちろん、歌舞伎公演に行った記録や出演者、感想、内容などを書き込める手帖です。
★下記リンクよりご応募ください。

https://goo.gl/forms/BKAsIaHg8mWkUdUD3

【応募締切:11月26日(日)】

勘三郎最後の『平成中村座』!江戸の芝居小屋の興奮と熱狂が大スクリーンに蘇る!
十八世中村勘三郎の思いを実現した“平成中村座”

江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方に歌舞伎を楽しんでいただきたい——そんな十八世中村勘三郎の思いのもと実現した“平成中村座”は、通常の劇場とは一味違い、舞台と客席が一体となったひと繋がりの空間の中で、まさに江戸時代にタイムトリップしたかのような芝居見物を体験できるエンターテインメントとして注目を集めました。さらに、この公演は東京のみにとどまらず、大阪、名古屋、ついにはニューヨーク、ベルリン、シビウと国内外の各地で開催され、多くの観客を興奮と感動の渦に巻き込んできました。

【あらすじ】
町火消の「め組」鳶頭の辰五郎(中村勘三郎)は、品川の盛り場で、喧嘩っ早い鳶たちと相撲力士たちの小競り合いを収める。が、武家のお抱えの力士たちより鳶は格下だと言い放たれ、怒りを胸の内に押し殺す。数か月後、芝居小屋の前で再び顔を合わせた辰五郎と力士・四ツ車(橋之助)は、改めて決着をつけることを約束し立ち去る。翌日、辰五郎は兄貴分である喜三郎(梅玉)の元へ暇乞いに訪れるが、これを嘘と見抜く喜三郎に諭され、一度は力士の元へ向かうことを思い留まる。しかし、辰五郎の心に秘めた覚悟を見抜いた喜三郎は別れの盃の気持ちで酒を酌み交わすのだった。

家へ戻った辰五郎は酔っぱらったふりでなかなか喧嘩の腰を上げない。女房お仲(扇雀)はその不甲斐なさに愛想をつかして、出ていこうとする。すると、辰五郎は用意していた三下り半の離縁状を投げつけ、密かに今日の仕返しで死ぬつもりであったこと、酔った振りをして見物人を巻き込まないよう相撲の打出しを待っていたことを語る。これを聞いたお仲は辰五郎の覚悟を知り、自らの不心得を詫びて送り出す支度を始める。やがて相撲が終わる時刻が近づき辰五郎が出かけようとすると、幼い息子の又八が自分も一緒に行こうと我儘を言い出す。その姿に流石の辰五郎も涙を流すが、相撲の打ちだしの太鼓の音が聞こえると、愛する妻と幼い子供に別れを告げ、命知らずの鳶たちを率いて、力士たちとの真剣勝負に乗り込んでいく…

《見どころ》
本作は1805年に芝神明の境内で実際に起こった鳶と力士の喧嘩を基に1890年3月に初演されました。江戸の庶民の人気の対象であった粋でいなせな鳶や力士の生活などの風俗が生き生きと描かれた江戸世話物の傑作です。それだけに留まらず、三幕目では竹本を巧みに用いて、辰五郎の苦悩、そして夫婦、親子の姿が繊細に描かれています。義理を重んじる小粋な女房。このお仲と辰五郎の口喧嘩に仲裁に入る息子の又八の姿が家族の様子を色濃く表します。そして本心を明かした辰五郎とお仲、又八の別れの場面がこの作品の山場となります。大詰では、歌舞伎の醍醐味である鳶と力士たちの息をもつかせぬ立廻りが繰り広げられ、そこへ間に喜三郎が割って入り、それぞれの管轄である町奉行、寺社奉行の法被を見せることで、互いの面子をつぶすことの無い粋な対応で、大団円を迎えます。

神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ) め組の喧嘩
11月25日
(土)より 中州大洋 ほかにて全国公開

【作】竹柴其水
【出演】中村勘三郎、中村扇雀、中村橋之助、中村錦之助、中村勘九郎、中村萬太郎、坂東新悟、中村虎之介、中村歌女之丞、市川男女蔵、片岡亀蔵、市村萬次郎、坂東彦三郎、中村梅玉 ※出演者名は上演当時の表記です。
【撮影公演】2012(平成24)年5月 平成中村座公演
【上映時間】103分